ポカポカ陽気が私達を外へと連れ出します。連休は登山を計画されている方も多いのではないでしょうか?
大山隠岐国立公園内にある日野郡の山々も、4月29日を皮切りに山開きが行われ、本格的な登山シーズとなります。
それを前に、4月23日、日野振興センター職員でカタクリで有名な毛無山に登山者の踏み荒らしを防止するための看板を設置しました。
カタクリの花は春の短い期間にしか咲かない希少な植物です。現在、毛無山では6割程度開花しており、連休が終わるころには姿が見えなくなることでしょう。
毛無山のカタクリの花は、登山道沿いに生えているため、群生している場所に入り込む登山者の方も多く、どうしても踏まれてしまいやすい環境にあります。
毛無山登山道4合目から見える大山。180度のパノラマが広がります。
カタクリは花を咲かせるのに5年以上の歳月がかかります。
やっとの思いで地上に出てきて、短い期間に精一杯花を咲かせるのです。
どうぞ、やさしい気持ちで足元に注意ながら、カタクリの花と登山を楽しんでくださいね。
自然保護監視員 番原昌子
日野振興局 2015/04/27