ニューストンネット調査を実施しました。
目的は、イワシの稚魚を採捕し、今年度の漁獲高を推測するためです。
こちらが採捕に使用するネットの先端です。先端は、ビン状になっていてサンプルボトルに移しやすいようになっています。
ネットに藻やゴミが入ったりしますが、色々な魚種の稚魚がまぎれている事もあるので、まとめて持ち帰りです。
『魚探較正、イカ釣り調査の実施』4月21日~4月24日
魚探較正に用いるタングステン製の超高価な球です、
取り扱いには、細心の注意を払います。
舷側に3本の竿を固定し、それぞれのラインを一つにまとめ、その先端に先ほどの球を固定します。
各竿のラインの長さを数十センチずつ微調整し、三点張りで船底送受信器真下に球が来るようにして、魚探校正を行います。
スコープ画面の中央に映っている点(丸)が、先ほどのタングステン製の球の位置です。球がスコープの真ん中に来た瞬間の値を、10回読み取ります。
船が錨を下していても、風や潮の影響で少しずつ動いているため、なかなか真ん中に球が来ません。
魚探校正の海域から、イカ釣り調査の海域まで移動してきました。
今回の操業は、集魚灯18灯での操業区域のため、減光しての調査開始です。
隣でイカ釣りをしている漁船です。距離は、鳥取丸から5キロほどの距離で操業しています。
操業中は、イカ釣り機の作動状態、仕掛けの絡まりなどに注意します。
今回のイカ釣り調査は、二晩行い釣果は初日が110杯、2日目が290杯でした。