5月海洋観測
毎月山陰沖の水深毎の海水温度・塩分濃度をこのCTDという機器で測定しています。
先ほどのCTDを海底まで降ろしている様子です。
水深の深いポイントになるとCTDの揚げ降ろしだけで20分以上かかることもあります。
海底から戻ってきたCTDです。
お疲れさまです。
海洋観測中、地蔵埼から多古鼻にかけて海面が茶色に濁っているのに気が付きました。
その正体は夜光虫の死骸だと思われます。
今年は夜光虫の発生時期に天気が良く、凪の日が続いたため、例年以上に夜光虫が多く発生しているようです。
続いては、5月9日と5月18日から19日にかけて実施されたイカ釣り調査です。
日没と同時に操業開始です。
操業の様子です。
イカが釣れると海水が流れる樋にイカが落ち、作業台までオートメーションで流されていきます。
作業台まで流されてきたイカは、外套(胴体)の長さを測定します。
そして、耳のあたりにタグを付け、再放流します。
この放流したイカを釣った漁師さんが釣れた場所を教えてくださることで、イカの回遊ルートが
分かるというわけです。
5月18日から20日にマイワシの稚魚を採補するマイワシのニューストンネット調査を実施しました。
マイワシの資源の増加や減少、今後の漁獲量を予想するために必要となる調査です。
クレーンで吊されているものが稚魚を採補するネットです。
船をゆっくりと走らせながら、海面でネットを10分間曳きます。
ネットを曳いている様子です。
10分後、ネットを引き揚げ、ネット内に付着した稚魚を海水により洗い流し、先端の筒に集めます。
先端の筒を取り外し、稚魚を回収。
採補された稚魚は試験場へ持ち帰り、詳しく調べます。