5月25日から29日の4日間、資源を評価する為の共同調査において船舶の漁獲能力の違いを知ることが重要な為、兵庫県の海洋実習船 但州丸と第一鳥取丸により、沖底トロールによる並行操業を実施しました。
調査点は隠岐群島の島前西側の海域12点です。
こちらの船が今回調査を共にする但州丸です。
今年新造されたばかりの船ですので、キレイですね。
本船をグルッと1周まわり挨拶にきてくれました。
レーダーに映る並行操業の様子です。
画面の白い線が船の航跡になります。
但州丸の航跡と重ならないように絶妙な距離と水深を保って曳網します。
投網する様子です。
網の袖に付いている赤い物体は曳網中に網口がどのくらい開いているのかを知らせてくれるセンサーです。
揚網した後は魚種ごとに選別をします。
カニは雄と雌に別け、甲幅やツメの大きさなどを測定し、再放流します。
時には、大きな岩や海底に眠っていた古い漁具なども揚がってきます。
こちらは海底の泥を大量にすくい上げたため、船上まで揚網することができず、泥を洗い流している様子です。
希にこういうことが起こったりします。
引き揚げるワイヤーにかなりのテンションがかかるので、危険で一番緊張する場面です。
以下、漁獲したものの一例です。
[ハタハタ]
[マダラ]
[赤ガレイ]
おまけ
第一鳥取丸 イチ押しの深海性のイカ、「ドスイカ」です。
一見、危ない感じがしますが…腐っているわけではありません。
味は濃厚で身がとても柔らかいのが特徴です。
外套(胴体)を開いてみました。
とても身がキレイですね。
肝も大きく、キレイな色をしています。
主に東北・北海道などで食べられているそうです。