防災・危機管理情報


平成20年度版 鳥取県環境白書

2.循環を基調とする経済社会システムの実現

 2.2 環境産業の振興、環境産業クラスターの形成

ものづくり事業化応援補助金

1 事業の目的・効果

 県内中小企業者が新たな製品及び技術の開発による事業化を行うために必要な研究開発に対して補助金を交付。


2 事業内容

【事業調査支援型】
 新規性及び独自性があるアイデアを事業化するために行う事業可能性調査、基礎的、予備的試験、技術の収集等に係る経費の一部を支援

  • 補助率 : 3分の2以内
  • 補助金上限値 : 50万円(グループの場合100万円)
  • 補助事業期間 : 最長12か月間

【事業化実現支援型】
 新規性及び独自性があり、事業化に向けて行う、新技術、新製品の研究開発に係る経費の一部を支援
 ※事業化実現支援型は、企業において、事前に市場の検証及び基礎的な調査研究が行われていることが必要です。

  • 補助率 : 3分の2以内
  • 補助金上限値 : 300万円(グループの場合500万円)
  • 補助事業期間 : 最長24か月間

 平成20年度の実績


交付決定件数

○事業調査支援型
   2件
○事業化実現支援型
18件


●担当:商工労働部 産業振興総室 産学金官連携チーム 電話0857-26-7242


参考URL
  鳥取県産業振興総室のwebサイトより
  「ものづくり事業化応援補助金」
  https://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=99773


リサイクル産業クラスター形成支援事業

1 事業の目的・効果

 リサイクル産業クラスターを形成するため、(財)鳥取県産業振興機構におけるリサイクル産業クラスターコーディネーターの設置を支援し、新たなリサイクルビジネスの創出を促進する。


2 事業内容

(財)鳥取県産業振興機構西部支部にリサイクル産業コーディネーター 1名を配置するため、同機構に配置に必要な経費を補助する。


 平成20年度の実績


1 廃瓦リサイクルクラスター
 粒の大きさによって廃瓦を分けることにより、園芸資材や草押さえとして商品化。鳥取県認定グリーン商品として認定。
 また、廃瓦のコンクリート二次製品へ取組み、試作と物性試験を実施。安全性を含め商品化を検討。

2 鉱さいリサイクルクラスター
 廃鋳物砂の現状を把握し、安全性について試験を実施。同時に他県企業との技術的連携について折衝。

3 生ごみリサイクルクラスター
 町参加の生ごみリサイクルシステム(モデル地区での収集・堆肥化・農産物のブランド化による町おこし)の構築に向けプロジェクトの立ち上げ検討。



●担当:生活環境部 循環型社会推進課 環境産業育成室 電話0857-26-7565


参考URL
  鳥取県循環型社会推進課webサイトより
  「環境産業の支援・育成」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=27140


リサイクル製品普及・販売促進事業

1 事業の目的

 持続可能な循環型社会の構築に必要な「リサイクル推進」の課題の一つである「リサイクル製品の需要」(出口)を確保するため、グリーン商品の認定やリサイクル製品のPRを充実させるなどして販売を促進する。


2 事業内容

  1. リサイクル製品販売促進事業
    (1) リサイクル製品の需要を確保するため、県外の展示会・見本市への出展及び展示後のフォローアップ等に要する経費の補助
  2. 県認定グリーン商品普及促進事業
    (1) 安全なリサイクル製品の製造を誘導するため、グリーン商品として認定し、県内外でより多くの需要の確保を図る。
    (2) 鳥取県認定グリーン商品普及促進協議会の県外展示会出展経費等への補助・後援。
    (3) ホームページによる広報、環境関連イベントへの出展。
  3. 溶融スラグ利用促進事業
    (1) 県内で製造される溶融スラグの用途拡大を図るため、JIS規格化されていない用途の検討やモデル事業における安全性の確認を行う。

 平成20年度の実績


1 リサイクル製品販売促進事業
 ・県認定グリーン商品の県外展示会の出展等に助成を行った。
    株式会社栄進工業 : '08ワタナベグランドフェア/マリンメッセ福岡
    神鋼JFE機器株式会社 : エコビルド2008/東京ビッグサイト


2 県認定グリーン商品普及促進事業
 ・鳥取県認定グリーン商品を認定し利用促進を図った。
   (20年度末までの累計 : 46業者106商品)
 ・鳥取県認定グリーン商品普及促進協議会の実施事業に助成

   県内展示会 : 「リレー展示」(平成20年6月12日~平成21年2月4日)
「自然エネルギー展」(5月30日~6月1日)
「ビッグシップ地球号エコフェスティバル」(10月26日)
「ノーレジ袋デー in パープル」(11月1日~10日)
「バイオマスサミット in 米子」(平成21年2月5日)
「環境技術セミナー」(2月13日)
「イオン日吉津店展示」(3月14日~15日)
   県外展示会 : 「びわ湖環境ビジネスメッセ」(11月5日~7日)
   県外企業訪問 : 5社(大阪市、尼崎市、京都市)
 ・県認定グリーン商品プレゼンテーションの実施(10月26日)
 ・商品紹介パンフレットの作成及びホームページでのPR

3 溶融スラグ利用促進事業
 ・モデル事業追跡調査:コンクリート二次製品(日南町)、路盤材(伯耆町)



●担当:生活環境部 循環型社会推進課 環境産業育成室 電話0857-26-7564


参考URL
  鳥取県循環型社会推進課のwebサイトより
  「環境産業の支援・育成」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=27140


リサイクル技術等開発促進事業

1 事業の背景・目的

 リサイクルビジネスを創出するために、企業と大学・試験研究機関等とのマッチングを行い、新技術や新製品の開発・実用化を促進することが必要。
 そこで本事業では、リサイクルビジネスの創出及び新技術・新商品の研究開発等を支援することにより循環型社会の形成を促進する。


2 事業内容

  1. リサイクル技術・製品実用化事業
    企業、大学等が行う廃棄物の発生抑制、減量化、リサイクルに資する技術・製品開発等に助成。
    (1)研究開発分野
       700万円
    (補助率2/3)×1件(特認)
    500万円
    (補助率2/3)×2件
    (2)改良分野
    300万円
    (補助率2/3)×1件
    (3)分析調査分野
    50万円
    (補助率1/3)×2件
  2. リサイクル産業活性化事業
    (1) 大学や試験研究機関等の保有するリサイクル技術に関する情報を県内企業に提供するための説明会を開催
    (2) 市町村を対象とした県内企業等による生ごみ等のリサイクル技術のプレゼンテーションを開催
    (3) 大学や試験研究機関等と連携して県内企業等とのネットワーク(クラスター)を形成

 平成20年度の実績


リサイクル技術・製品実用化事業
 リサイクル関連企業と大学等の共同研究 2件(うち継続 2件)に対して助成。

 <助成事例>
 ○平成19年度採択事業(継続)
  ・竹林整備などで発生する竹廃材の活用事業((有)中本産業)
  ・不用な地域材を再利用した道路緑化装置(植栽枡)の開発(鳥取県造園協同組合)



●担当:生活環境部 循環型社会推進課 環境産業育成室 電話0857-26-7565


参考URL
  鳥取県循環型社会推進課webサイトより
  「リサイクル技術や製品の開発支援」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=27151


環境産業整備促進事業

1 事業の背景・目的

 県内の産業廃棄物の再生利用・減量化率は94.8%、95.9%(H16、17調査)となっているが、県内最終処分場の残余容量が減少しつつあり、また、管理型最終処分場がないため、一層の減量化及びリサイクルを促進する必要がある。


2 事業内容

 県内廃棄物の適正処理及びリサイクルを行うための施設・設備の整備に係る経費を融資する。

○融資条件

 

項目

内容

融資条件

限度額

 事業に要する経費で 1億円まで(特認 2.8億円)

資金使途

 施設・設備の整備費

期間

 10年以内(うち据置 2年以内)

貸付利率

 1.95%(変動金利)

信用保証

 全て鳥取県信用保証協会の保証を必要とする。

信用保証料

 年0.45%~1.08%(弾力化料率)

償還方法

 割賦均等償還

 平成20年度の実績


融資案件 なし。



●担当:生活環境部 循環型社会推進課 環境産業育成室 電話0857-26-7565


参考URL
  鳥取県循環型社会推進課のwebサイトより
  「環境産業支援資金融資のご案内」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=30489

  

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