日野郡では、冷涼な気候を活かし、クリ、リンゴ、ブルーベリーなどの高冷地果樹が栽培されている。一方、梨栽培は、これまで雪・霜の影響で適さない地域とされてきた。そのような中、郡内で初めて梨栽培に取り組むこととなった『K農業公社』(江府町)は、平成26年から梨「新甘泉」を自家育苗し、初心者でも栽培が容易なジョイント仕立てで栽培(13a)を始めました。栽培管理は、農業公社の職員が行っていますが、梨の栽培は初めてで、普及所が栽培管理等の指導を行いました。着果1年目は462玉、着果2年目(令和元年)は、玉太りも良く、5,368玉(2.3t)も出荷でき、来年は、10,000玉(4t)の収穫を予定しています。
1.日野郡で初めての梨栽培の確立を目指し、農業公社職員への栽培管理指導
2.梨栽培初心者でも可能なジョイント栽培の技術の改良・実証
3.江府町民へのPR
園地での指導 収穫後のコンテナ詰作業