平成23年度とっとりマイスター/とりネット/鳥取県公式サイト

　鳥取県では、高度熟練技能者の社会的評価を高め、その技能を尊重し継承する社会的機運を醸成していくことを目的に、平成10年から本県製造業の基盤となる職種において優れた技能・技術を有し、後継者育成に意欲のある者を「鳥取県高度熟練技能者（とっとりマイスター）」として認定しています。（候補者の募集は、毎年５月～6月頃に県内製造業事業者、商工団体等へ推薦依頼を行うとともに当ホームページでご案内します。）

内田八孝（うちだはっこう）さん（機械・プラント製図）

ダイヤモンド電機株式会社（鳥取市）
　原料発注からライン、設備、治具の設計を一人ででき、単に図面が正しいだけでなく、簡潔でわかりやすい図面を描くための経験、ノウハウを有している。
　同社の鳥取第二工場や新潟の工場立上時には、内田氏の製図を含めた生産技術者としての能力が特に必要とされ、その技能は高く評価されている。
　現在は教育担当専任課長として同社の社内研修カリキュラムの作成や３Ｄ道場の責任者として後進の指導に当たる一方、社外での技術指導にも力を発揮している。

川口耕司（かわぐちこうじ）さん（機械保全）

ＦＤＫ鳥取株式会社（岩美町）
　日々の生産現場で発生する設備機械のトラブルは様々な要因が複雑に絡みあい、その対応には経験と確かな技能が必要とされる。
　また単に機械的なトラブルだけでなく、プログラムを含めた電気的なトラブルにも対応できる能力や他部署との円滑な調整による迅速な対応力を有している。
　新製品製造ラインの担当として、新しい設備機械の特性をいち早く理解し、対応する能力にも優れている。
　社内研修の講師も務め、後進の育成にも尽力している。

小武勝（こだけまさる）さん（金属熱処理）

鳥取県金属熱処理協業組合（米子市）
　装置産業である金属熱処理は日常点検及びメンテナンスが重要となる。小武氏は全ての設備に精通しており、修繕費の大幅な削減を実現し、多大な貢献をしてきた。
　常に生産性向上に繋がる設備機械、治具の開発・改善に優れた手腕を発揮しており、開発したものが設備メーカーの標準仕様となるほどである。
　組合では設備課の人員を増強し、小武氏の技能とノウハウの継承に力を入れて取り組んでいる。

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