県未来戦略課が公表した、県外在住者を対象にした「鳥取県に関するイメージ調査」の結果をみると、「鳥取県」と言われて連想するものとしては「鳥取砂丘」が約8割と圧倒的で、続く「二十世紀梨」や「水木しげるロード」などは1割以下の回答でした。
この鳥取砂丘は、起伏に富んだ地形や風紋などにより国内有数の観光地であり、ゴールデンウィークには「砂の美術館」を訪れた方も多いのではないでしょうか。
また、鳥取砂丘はカレーの付け合わせとして福神漬とともに横綱を張る「らっきょう」の産地でもあります。鳥取砂丘で生産されるらっきょうは「砂丘らっきょう」として有名ですが、らっきょうの生産量において鳥取県は、宮崎県・鹿児島県と共に3大産地の一角を占めています。
カレーと言えば、家計調査によると、都道府県庁の所在地の中で、鳥取市の「カレールウ」の世帯購入量は全国トップクラスです。平成14年から6年連続日本一でした。平成20年以降も4年連続で、佐賀市に次いで2位になっています(※)。
この様に、私達の暮らしの身近なところにも統計データを見つけることができます。
※順位は前々年からの3年平均の値で比較したもの
出典:家計調査(総務省統計局)
本ページは、平成24年5月30日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県企画部統計課執筆)からの再録です。