日本の人口統計はいくつかありますが、最も基本的なものは国勢調査です。国内に住むすべての人を対象とし、調査員による居住確認に基づいて行われる悉皆調査ですが、実施は5年に一度に限られます。
これに対し、住民基本台帳年報では、住民票を編成した住民基本台帳に登録されている毎年1月1日現在の人口が公表されます。ただし、住所変更の届出漏れなどがあるため、実際の居住人口とはいくらか乖離が生じてしまいます。(なお、平成25年以前は3月31日現在で公表されていました。また、平成24年7月の住民基本台帳法改正以前は、外国人は対象外でした。)
他方、統計課が公表する推計人口は、5年に一度の国勢調査人口をベースに出生・死亡や移動の届出を加減することで、毎月1日現在の人口を推計するものです。住民基本台帳年報と同様、届出漏れによる実態との乖離は生じますが、国勢調査のたびに結果を取り込んで過去の数字も遡及改定しています。
この推計人口と住民基本台帳年報の人口を比べると、直近の令和5年1月1日現在では推計人口542,359人、住民基本台帳年報546,558人と、後者の方が約1%多くなっています。そのほかの時点での数値については、下記リンク先をご覧ください。
注1)推計人口、住民基本台帳登録人口ともに1月1日現在。
推計人口=直前の国勢調査人口+自然動態+社会動態
自然動態=出生-死亡
社会動態=転入-転出
注2)平成27年及び令和2年の推計人口は、国勢調査結果によるもの。
推計人口:鳥取県統計課ホームページ「鳥取県の推計人口」(毎月1日現在のデータを公表)
住民基本台帳登録人口:鳥取県市町村課ホームページ「住民基本台帳人口(年報)」