1.概況
平成25年12月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は95.4で前月比3.7%の上昇、出荷指数は81.1で前月比7.7%の上昇、在庫指数は102.5で前月比5.9%の低下となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業などが上昇し、食料品・たばこ工業、一般機械工業、窯業・土石製品工業などが低下した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、輸送機械工業などが上昇し、金属製品工業、窯業・土石製品工業、一般機械工業が低下した。
在庫は、食料品・たばこ工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、金属製品工業などが低下し、一般機械工業、プラスチック製品工業、木材・木製品工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、電子・通信機器用部分品などが上昇し、前月比10.7%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、その他の電気機械器具などが低下し、前月比0.6%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、ミネラルウォーター、その他の食料品、冷凍水産食品などが低下し、前月比6.5%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙、板紙などが上昇し、前月比26.4%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は2か月連続で、出荷は3か月ぶりに上昇、在庫は2か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で生産は6か月連続で、出荷は3か月ぶりに上昇し、在庫は2か月ぶりに低下した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
95.7 |
3.7% |
100.1 |
14.8% |
84.1 |
10.7% |
87.3 |
31.5% |
47.0 |
-0.6% |
46.3 |
-6.5% |
103.3 |
-6.5% |
119.1 |
-2.0% |
96.3 |
26.4% |
103.6 |
0.9% |
81.1 |
7.7% |
87.4 |
9.9% |
102.5 |
-5.9% |
99.4 |
-6.0% |