1.賃金 ―現金給与総額は239,731円―
8月の現金給与総額は、規模5人以上で239,731円となった。その名目賃金指数は91.6で前年に比べ1.8%低下(規模30人以上では255,405円、その名目賃金指数87.8で前年に比べ1.0%低下)となった。またその実質賃金指数は91.7で前年に比べ1.5%低下(規模30人以上では87.9で前年に比べ0.7%低下)となった。
現金給与総額のうち、きまって支給する給与は219,905円となった。その名目賃金指数は98.5で前年に比べ3.9%低下(規模30人以上では243,709円、その名目賃金指数100.2で前年に比べ1.4%低下)であった。また、所定内給与は208,736円、その名目賃金指数は99.2で前年に比べ3.4%低下(規模30人以上は228,007円、その名目賃金指数100.5で前年に比べ1.2%低下)となった。
特別に支払われた給与は19,826円(規模30人以上では11,696円)であった。
規模5人以上の現金給与総額を就業形態別にみると、一般労働者は290,390円(規模30人以上では299,114円)となり、パートタイム労働者は99,946円(規模30人以上では108,003円)となった。
2.労働時間 ―総労働時間は148.7時間―
8月の総労働時間は、規模5人以上で148.7時間となった。その労働時間指数は98.7で前年に比べ2.5%低下(規模30人以上では150.3時間、その労働時間指数98.0で前年に比べ3.2%低下)となった。
総労働時間のうち、所定内労働時間は141.6時間となった。その労働時間指数は99.1で前年に比べ2.1%低下(規模30人以上では141.7時間、労働時間指数98.1で前年に比べ3.0%低下)であった。また、所定外労働時間は7.1時間、その労働時間指数は91.0で前年に比べ7.4%低下(規模30人以上は8.6時間、その労働時間指数は97.7で前年に比べ4.2%低下)であった。
規模5人以上の総労働時間を就業形態別にみると、一般労働者は165.5時間(規模30人以上では162.9時間)となり、パートタイム労働者は102.6時間(規模30人以上では107.9時間)となった。
3.常用雇用 ―労働者数は181,469人―
8月末の常用労働者数は規模5人以上で181,469人となった。その常用雇用指数は108.4で前年に比べ8.2%上昇(規模30人以上では93,524人、常用雇用指数104.5と前年に比べ6.3%上昇)であった。
また、規模5人以上の常用労働者のパートタイム労働者比率は26.6%と前年に比べ7.8ポイント増(規模30人以上では22.8%で前年に比べ5.1ポイント増)となった。
4.平成24年夏季賞与の結果(事業所規模30人以上)
平成24年の夏季賞与(6~8月の「特別に支払われた給与」のうち、賞与として支給された給与を特別集計したもの)は319,704円、前年比5.6%減となった。
また、所定内給与に対する支給割合は1.10か月分で前年より0.03か月分下回った。