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 雪のシーズンになりました。県内の大山、氷ノ山などのスキー場には、毎シーズン多くのスキーヤーが訪れています。しかし、近年は娯楽の多様化などにより、スキー客が減少していると言われています。

 国土交通省の鉄道輸送統計調査のリフト利用者数を見ると、鳥取県では平成11年度には800万人程の利用がありましたが、平成23年度には400万人と半減しています。この傾向は全国でも同じようです。積雪量が少なかった平成18年度のシーズンを除くと、近年は、ほぼ横ばいの状況が続いています。

 また、総務省の社会生活基本調査で鳥取県のスキー・スノーボードの行動者数を見ると、平成8年の6.6万人が平成23年には2.3万人と3分の1になっています。

 日頃、マイナスイメージでとらえられる事の多い雪ですが、この雪のおかげで私達は居ながらにして地元でスキーを楽しむことができます。遠くは九州・四国から訪れるスキーヤーがいる中で、鳥取県はスキー環境の面では大変恵まれている地域と言えます。しばらくスキーから遠ざかっている皆さんも、この週末には、久しぶりにゲレンデでシュプールを描いてみてはいかがでしょう。

特殊索道(スキーリフト)利用者数の推移の図

(注)スキーリフトに1回乗るごとに1人と数えています。

出典:鉄道輸送統計調査(国土交通省)

本ページは、平成25年1月23日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県企画部統計課執筆)からの再録です。

  

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