1.概況
平成24年平均の鳥取市の消費者物価指数(平成22年=100)は総合で99.9となり、前年平均(99.8)に比べ0.1%上昇した。
2.変動のあった主な項目
(1)上昇した主な費目
(2)下落した主な費目
3.鳥取市消費者物価指数の近年の動き
平成12年から家庭用耐久財、教養娯楽用耐久財などの値下がりにより持続的な下落傾向となり、15年から16年にかけて家賃の値下がり、17年に生鮮野菜、通信の値下がり、18年には穀類の値下がり、そして19年は、民営家賃の値下がりなどが影響し、12年から19年まで8年連続の下落が続いた。
平成20年は、自動車等関係費、他の光熱などの値上がりにより大きく上昇したが、21年は、20年に高騰した原油価格が下落したことにより、自動車等関係費、他の光熱などが大きく値下がりし下落した。
平成22年は、民営家賃の値下がりと高校授業料無償化の影響で授業料等が値下がりし、23年は、薄型テレビを中心とした教養娯楽用耐久財の値下がりが続き、21年から3年連続して下落した。
平成24年は、原油価格の高騰などにより、電気代、ガス代、ガソリンなどエネルギーが値上がりし、上昇した。
4.全国との比較
鳥取市の総合指数は99.9、全国の総合指数は99.7となった。
対前年上昇率は、鳥取市が0.1%の上昇、全国は同水準となった。
費目別に全国と上昇率の動きを比較すると、食料、家具・家事用品以外はそれぞれ同じ動きをしている。
全国に比べて変動の大きかった費目は、被服及び履物であった。
5.月別指数の動き
対前年同月上昇率は、自動車等関係費などの値上がりなどにより1月から5月まで5か月連続してプラスで推移したが、6月から7月にかけて教養娯楽用耐久財、自動車等関係費、野菜・海藻などの下落によりマイナスに転じ、その後なだらかな動きとなった。