平成25年10月29日にとりぎん文化会館小ホールで開催された「リサイクルフロンティアin鳥取」内で、平成25年度鳥取県環境立県推進功労者知事表彰の表彰状授与式を行いました。なお、当日は鳥取環境大学学長表彰の表彰状授与式も行われました。
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【上段左から】福田氏、日南の水をまもる会 水谷氏、三光(株) 三輪代表取締役、
NPO法人八東川清流クラブ中村理事長〔環境大学長表彰〕
【下段左から】鳥取県連合婦人会 会見常任委員、林副知事、鳥取環境大学 古澤学長、
岩田氏〔環境大学長表彰〕 |
《表彰を受けられた団体及び個人の活動概要》
(1)鳥取県連合婦人会 会長 田中 朝子(たなか あさこ)氏
【表彰分野】
4つのRの推進
【概要】
・昭和42年設立以来、環境問題を活動テーマに掲げ、資源回収(古紙、割り箸)、清掃活動、生ごみコンポスト、廃油せっけん作り、マイバック運動等時代の課題を先取りした活動に取組み、各郡市・地区へ活動を伝え広げる役割を果たす。
・毎月10日の「ノーレジ袋デー」には行政とチラシを配布。「ノーレジ袋推進協議会」に賛同団体として参加し、平成24年10月からの東部地区におけるレジ袋無料配布中止の実現に尽力。
・近年では、生ごみの水切り・段ボール堆肥化、ミックスペーパーの分別徹底等の4R実践活動について、ごみの減量効果を実証。家庭での取組方法を紹介した「ごみ減量・リサイクル実践マニュアル」を県と協力して作成。
・これらの取組を会員1,065人(H24年度)が実践するとともに、学習会を開催したり、研修会に講師として参加するなど会員外への4R実践活動の普及啓発にも尽力。
(2)三光(さんこう)株式会社 代表取締役 三輪 陽通(みわ はるみち)氏
【表彰分野】
廃棄物の再資源化技術の先導的導入
【概要】
・昭和56年に産業廃棄物処理事業を開始。廃棄物の適正処理及びリサイクルの推進に貢献した功績により平成17年度に知事表彰を受賞し、他の模範となる取組を継続中。
・今回表彰の功績としては、子会社である(株)ウエストバイオマスの下水汚泥等の炭化施設の成形炭の製造において隣接する焼却炉の廃熱を有効利用し、高効率な熱回収システムを構築する等省エネ技術を取り入れた廃棄物の再資源化技術を先導的に導入したこと。(民間主導では国内初)
・焼却施設の余剰蒸気を利用した発電で温室効果ガスの削減へ取組むとともに、国内クレジット制度の認証を取得(産廃業者国内初)し、取得クレジットを本県等に寄付し、県の環境行政に協力。
・廃プラ等原料の固形燃料について、JIS規格の認証取得(中国地区初)。
(3)日南の水をまもる会 会長 山田 和也(やまだ かずや)氏
【表彰分野】
環境保全のための普及啓発実践活動
【概要】
・平成元年に「森林荒廃や洗剤・汚水等の流入により日野川は魚も住めないような川になろうとしている」という危機感のもと日南町の有志により結成。会員は24名。
・川遊びを通して日野川の自然を守る活動の輪を広げるイベント「日野川源流かっぱまつり」や日野川に関心を持ってもらうよう始めた「大西満杯争奪鮎友釣り大会」を毎年主催し、日野川河川敷の清掃活動を年2回実施するなど地域における啓発活動や環境美化活動を継続。
・「日野川源流かっぱまつり」では、100名以上の参加があり、河川敷の清掃、子どもたちによる魚のつかみどり、子どもたちへの日野川の自然環境学習会等楽しみながら環境教育を実践。
・「大西満杯争奪鮎友釣り大会」は、大西満氏(釣り歴50年超)に出会い、日野川に関心を持ってもらうため始めたもの。参加者は川原のゴミを最低1個持ち帰る。
(4)福田 紀生(ふくだ のりお)氏
【表彰分野】
環境保全のための普及啓発実践活動
【概要】
・NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部前支部長(H18~H25.6月)。支部の会員数は195名(H25.5月現在)。
・日本野鳥の会主催の定例探鳥会や一般県民向けの探鳥会で講師を務め、野鳥保護の普及啓発に貢献。(過去20年間で,参加者は約6,000人)
・永年培った野鳥に関する知見を生かし、鳥取県環境審議会委員や湖山池環境モニタリング委員会委員を務めるほか、県主催の愛鳥週間ポスターコンクール等の審査員を務めるなど、県の環境行政に協力。
・自然観察会指導員(県)、自然公園指導員(環境省)として、一般県民に対し自然保護全般に関する普及指導を実施するなど環境保全活動に従事。
・とっとり環境教育・学習アドバイザーとして、東部地域の小学校での環境学習講師を務めるなど、環境教育へ参画。