これより、本議会に提案いたしました付議案につきまして、その概要を御説明いたします。
本議会に提案いたしました議案は、
予算関係 1件
条例関係 2件 の 合計 3件であります。
政府が掲げる「アベノミクス」により、県内にも景気回復の兆しが見られますが、全体に波及するには至っておらず、消費税率引上げによる景気腰折れが懸念されており、景気や雇用の回復をより力強いものとすることが急務であります。今月6日に成立した国補正予算による施策と併せた県独自の対策も加え、緊急に大型の経済・雇用対策を取りまとめ、一日も早く実施するために、臨時議会を開き、御審議いただくこととしましたことに対し、格別の御理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
まず、議案第1号 平成25年度鳥取県一般会計補正予算について御説明いたします。
はじめに、県内産業の活性化と雇用促進についてであります。
中小企業の設備導入や円滑な資金調達を支援することに加え、大交流時代をにらみ、商圏拡大等に取り組む商業・サービス事業者に対して、商工団体と連携した支援を行うことといたします。
また、飼料用米の生産拡大や利用促進に向け、飼料用米活用実証実験等を行うこととします。
このほか、地域の多様な人づくりを通じた雇用拡大を支援する緊急雇用基金の積み増しや、担い手への農地集積を加速化する農業構造改革支援基金新設などの措置を講ずることといたしました。
次に、防災・安全対策についてであります。
原子力災害に備えた鳥取大学医学部附属病院へのホールボディカウンタ整備や有床診療所等が行うスプリンクラー設置、鳥取西道路をはじめ道路整備の促進や、塩見川・大路川などの河川改修など、県民の安全・安心の基盤づくりを進めることといたします。
また、冷凍食品への農薬混入事件を踏まえ、県独自に食品加工場での安全対策強化を支援することといたしました。
これらの経費を計上した結果、一般会計補正予算の総額は、131億円余となり、補正後の予算総額は、3,660億5千万円余となるものであります。
なお、今回の補正予算と平成26年度当初予算とをあわせ、「14か月予算」として切れ目のない対策を講じることといたします。
次に、議案第3号 鳥取県企業立地等事業助成条例の一部改正につきましては、地元企業が市場をとらえた有望な新事業を展開する際に、企業立地事業補助金を加算しようとするものであります。
以上、今回提案した付議案につきまして、その概要を御説明いたしました。 よろしく御審議のほどお願いいたします。