1.概況
平成26年3月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は95.0で前月比1.7%の低下、出荷指数は82.8で前月比2.3%の上昇、在庫指数は104.8で前月比0.7%の上昇となった。
内訳については、生産では、金属製品工業、食料品・たばこ工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下し、電子部品・デバイス工業、ゴム製品工業、輸送機械工業などが上昇した。
出荷は、プラスチック製品工業、金属製品工業、一般機械工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、食料品・たばこ工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、プラスチック製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、一般機械工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子などが上昇し、前月比10.0%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子などが低下し、前月比5.5%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品などが低下し、前月比5.6%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、前月比3.1%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は2か月連続で低下し、出荷と在庫は2か月ぶりに上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は9か月連続、出荷は4月連続で上昇し、在庫は4月連続で低下した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
95.0 |
-1.7% |
97.8 |
7.7% |
80.3 |
10.0% |
81.1 |
8.3% |
53.3 |
-5.5% |
51.9 |
11.4% |
107.9 |
-5.6% |
111.0 |
0.7% |
108.2 |
-3.1% |
124.7 |
5.7% |
82.8 |
2.3% |
88.6 |
7.5% |
104.8 |
0.7% |
103.6 |
-9.7% |