1.概況
平成26年4月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は101.9で前月比7.8%の上昇、出荷指数は84.8で前月比2.7%の上昇、在庫指数は109.7で前月比6.2%の上昇となった。
内訳については、生産では、パルプ・紙・紙加工品工業、輸送機械工業、ゴム製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、食料品・たばこ工業などが上昇した。
出荷は、パルプ・紙・紙加工品工業、輸送機械工業、ゴム製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、プラスチック製品工業などが上昇した。
在庫は、鉄鋼業、パルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業などが低下し、食料品・たばこ工業、一般機械工業、木材・木製品工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子などが上昇し、前月比25.4%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、開閉制御装置などが上昇し、前月比3.1%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、冷凍水産食品などが上昇し、前月比6.4%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、前月比14.5%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は3か月ぶりに上昇し、出荷と在庫は2か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は10か月連続、出荷は5か月連続で上昇し、在庫は5か月連続で低下した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
101.9 |
7.8% |
94.5 |
15.7% |
98.6 |
25.4% |
85.7 |
34.3% |
53.6 |
3.1% |
48.7 |
15.1% |
116.6 |
6.4% |
123.6 |
6.9% |
91.5 |
▲14.5% |
62.4 |
▲7.1% |
84.8 |
2.7% |
80.3 |
8.4% |
109.7 |
6.2% |
102.4 |
▲1.7% |
※平成25年分年間補正により、平成25年1月以降の数値を更新しました。