平成26年6月定例県議会付議案に対する知事提案理由説明要旨
これより、今議会に提案いたしました平成26年度鳥取県一般会計補正予算をはじめとする諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
今議会に提案いたしました議案は、
予算関係 5件
条例関係 5件
その他の案件 2件 の 合計 12件であります。
それでは、議案第1号 平成26年度鳥取県一般会計補正予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。
まず、産業・雇用対策についてであります。
県内経済を力強く成長軌道へのせていくため、新たな取組にチャレンジする中小企業の設備投資や、卸・小売事業者等が行う商圏拡大への取組み、食品加工場の異物混入防止対策等について、支援を強化することといたします。
また、産業人材育成センター受講に際する保育料を支援することにより、子育て中の就業促進を図ります。
更に、農畜産業について、4月15日に発生した柿・梨の霜害について再発防止に向けた資材配備等の対策を講じるとともに、鳥インフルエンザや豚流行性下痢等に対し、防鳥ネットや薬品備蓄対策を講じることといたします。併せて、日豪EPAの影響等を考慮し、本県独自に鳥取和牛オレイン55 増産をはじめ生産基盤強化に対し支援することといたします。
次に、大交流時代への対応についてであります。
航空路線の充実等を生かした誘客を図るため、「カニバックキャンペーン」実施など観光プロモーションを強化するとともに、米子鬼太郎空港の機能強化検討、駐車場拡張整備等を行うことといたします。
また、17万トン級の大型クルーズ船の境港昭和南地区での受入のため、港内の航行安全性の検討を行うことといたします。
次に、ともに生きる地域を支える福祉施策については、認知症による高齢者の行方不明を防止するため、地域で支えるネットワークの構築支援を行うこととし、「あいサポート・アートとっとりフェスタ」や「手話パフォーマンス甲子園」の開催を控え、バリアフリー化の一層の推進など受け入れ環境充実を図ることといたします。
次に、スポーツ振興についてであります。
施設の老朽化が進んでいる県営ライフル射撃場、倉吉自転車競技場、境港公共マリーナについて、全国規模の大会への対応、県内選手の強化に向け改修等を進めます。
このほか、鳥取県沖におけるメタンハイドレートの調査・開発促進や、県立中央病院の建替に係る基本・実施設計、公共事業の認証増などを計上した結果、今回の補正予算の総額は、87億7千万円余となり、補正後の予算の総額は、3,467億3千万円余となるものであります。
次に条例関係について御説明申し上げます。
議案第8号 鳥取県青少年健全育成条例の一部改正につきましては、インターネットに接続するゲーム機等の利用実態を踏まえ、青少年が安心してインターネットを利用できるよう、ペアレンタルコントロールを導入するよう義務付けるものであります。
以上、本議会に提案いたしました諸議案につきまして、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。