1.概況
平成26年5月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は104.5で前月比2.6%の上昇、出荷指数は88.9で前月比4.8%の上昇、在庫指数は106.3で前月比3.1%の低下となった。
内訳については、生産では、金属製品工業、食料品・たばこ工業、一般機械工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、輸送機械工業などが上昇した。
出荷は、一般機械工業、食料品・たばこ工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、パルプ・紙・紙加工品工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、木材・木製品工業、一般機械工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、鉄鋼業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子などが上昇し、前月比10.3%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、内燃機関電装品などが上昇し、前月比1.7%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、冷凍水産食品などが低下し、前月比5.1%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが上昇し、前月比14.5%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は2か月連続、出荷は3か月連続で上昇し、在庫は3か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で生産は11か月連続、出荷は6か月連続で上昇し、在庫は6か月連続で低下した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
104.5 |
2.6% |
98.8 |
16.1% |
108.8 |
10.3% |
99.0 |
50.9% |
54.5 |
1.7% |
48.0 |
18.8% |
110.7 |
-5.1% |
114.9 |
-1.6% |
104.8 |
14.5% |
105.4 |
-1.3% |
88.9 |
4.8% |
81.5 |
12.6% |
106.3 |
-3.1% |
105.7 |
-7.4% |