1.概況
平成26年9月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は100.3で前月比2.5%の低下、出荷指数は87.7で前月比0.8%の上昇、在庫指数は132.9で前月比5.6%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、ゴム製品工業などが低下し、食料品・たばこ工業、一般機械工業、輸送機械工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、食料品・たばこ工業などが低下し、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、一般機械工業、金属製品工業などが上昇した。
在庫は、木材・木製品工業、繊維工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下し、食料品・たばこ工業、電子部品・デバイス工業、一般機械工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子などが低下し、前月比8.4%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子などが低下し、前月比1.8%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品、ミネラルウォーターなどが上昇し、前月比6.8%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、前月比0.6%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は2か月ぶりに低下し、出荷は2か月連続で上昇し、在庫は4か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は15か月連続で上昇し、出荷は2か月連続で上昇し、在庫は3か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
100.3 |
▲2.5% |
105.0 |
6.0% |
103.9 |
▲8.4% |
116.4 |
17.9% |
49.2 |
▲1.8% |
52.1 |
8.1% |
117.9 |
6.8% |
109.3 |
4.5% |
90.0 |
0.6% |
95.7 |
▲10.8% |
87.7 |
0.8% |
88.4 |
4.6% |
132.9 |
5.6% |
134.1 |
18.3% |