1.概況
平成26年10月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は95.3で前月比5.0%の低下、出荷指数は84.7で前月比3.4%の低下、在庫指数は136.4で前月比2.6%の上昇となった。
内訳については、生産では、金属製品工業、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下した。
出荷は、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、金属製品工業、輸送機械工業などが低下し、食料品・たばこ工業、一般機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが上昇した。
在庫は、パルプ・紙・紙加工品工業、食料品・たばこ工業、金属製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、鉄鋼業、一般機械工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、その他の電子部品、コネクタ・スイッチなどが低下し、前月比0.4%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、民生用電気機械器具などが低下し、前月比7.5%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、ミネラルウォーター、肉製品などが低下し、前月比7.3%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが低下し、前月比11.1%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は2か月連続で低下し、出荷は3か月ぶりに低下し、在庫は5か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は16か月連続で上昇し、出荷は3か月連続で上昇し、在庫は4か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
95.3 |
▲5.0% |
102.1 |
8.2% |
103.5 |
▲0.4% |
114.7 |
43.4% |
45.5 |
▲7.5% |
51.2 |
10.1% |
109.3 |
▲7.3% |
117.7 |
0.1% |
80.0 |
▲11.1% |
83.1 |
▲3.6% |
84.7 |
▲3.4% |
91.0 |
11.4% |
136.4 |
2.6% |
138.5 |
28.1% |