1.概況
平成26年11月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は102.3で前月比7.3%の上昇、出荷指数は88.5で前月比4.5%の上昇、在庫指数は140.0で前月比2.6%の上昇となった。
内訳については、生産では、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、食料品・たばこ工業が低下し、パルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業、電子部品・デバイス工業などが上昇した。
出荷は、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、一般機械工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、繊維工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、一般機械工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下し、パルプ・紙・紙加工品工業、電子部品・デバイス工業、木材・木製品工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、電子・通信機器用部分品などが上昇し、前月比6.6%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、内燃機関電装品、開閉制御装置などが低下し、前月比9.9%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、生菓子、その他の食料品、ミネラルウォーターなどが低下し、前月比1.6%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙、板紙などが上昇し、前月比57.6%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は3か月ぶり、出荷は2か月ぶり、在庫は6か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は17か月連続、出荷は4か月連続、在庫は5か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
102.3 |
7.3% |
100.2 |
4.5% |
110.3 |
6.6% |
106.9 |
28.6% |
41.0 |
▲9.9% |
44.1 |
▲16.5% |
107.5 |
▲1.6% |
116.2 |
▲4.5% |
126.1 |
57.6% |
80.2 |
36.4% |
88.5 |
4.5% |
86.8 |
7.7% |
140.0 |
2.6% |
141.8 |
27.6% |