湯梨浜町では東郷池の水質浄化を目的として、平成25年度から浅水代かきを推進しています。
浅水代かきは、入水量を減らして代かきをすることで、肥料成分等を含んだ汚濁水の河川、池への流出を防ぐ技術ですが、その他にも水量の多い代かきに比べ、均平も取りやすく、確実に稲わらや残渣がすき込まれる等のメリットもあります。
浅水代かきは、水質が問題となっている地域以外でもメリットのある技術なので、多くの方に取りくんでいただきたいと思います。
【浅水代かきの方法】
・代かき前の入水量は土が8割、水が2割程度見える状態を目安とする。
・田植えまでの水管理は、ほ場の減水する量を考慮し、必要最小限の入水にとどめる。
・代かき、田植え時の落水は極力行わない。
【期待される効果】
・不要な落水やオーバーフローが防げ、汚濁水の河川への流出が少なくなる。
・稲ワラ等の残渣、雑草を確実に鋤き込むことができ、漂流物や雑草の再生が少なくなる。
・しっかり土を掻くことができ、ほ場の均平、漏水防止対策がとりやすくなる。このため、除草剤の効果向上が期待できる。
【実際の作業】