平成２６年２月臨時県議会付議案に対する知事提案理由説明要旨
これより、本臨時議会に提案いたしました付議案につきまして、その概要を御説明いたします。
本議会に提案いたしました議案は、 予算関係 ２件であります。
我が国経済は、ゆるやかな回復基調が続いているものの、地方においては景気の波が届いていないことから、今月３日、国会において経済の好循環を確かなものとするとともに地方創生を始動させるため、緊急経済対策を実施する補正予算が成立しました。
本県としては、一日も早く緊急経済対策を実施し、地域経済の回復と成長を図るとともに、地方創生のロケットスタートに資するため、緊急経済対策と地方創生の先行事業をとりまとめ、臨時議会を開き御審議いただくこととしました。格別の御理解を賜りますようお願い申し上げます。
それでは、議案第１号 平成２６年度鳥取県一般会計補正予算について御説明いたします。
地域の消費喚起のため「とっとりプレミアム商品券」を発売するとともに、県外からの宿泊を伴う誘客を促進するため「とっとりふるさと旅行券」を発売することといたします。併せて、低所得世帯を対象とした灯油等の購入助成や多子世帯を応援するクーポン券を発行いたします。
また他地域に先駆けて地方創生を始動させるため、県外の人材を本県に呼び込むための就業助成金の創設や移住・定住対策推進、外国人観光客の受入れ環境整備、病児・病後児保育や野外保育をはじめとする子育て施策の拡充など、本県の先駆的な取組を一段と前進させるほか、地方創生の支援相談窓口を設置することといたします。
更に、山陰近畿自動車道岩美道路をはじめとした道路整備や、由良川・大路川等の河川改修など、インフラ整備事業を促進するほか、障がい者グループホームのスプリンクラー整備、県立中央病院の建替えに係る埋蔵文化財調査など、県民の安全・安心の基盤づくりを進めることといたします。
これらの経費を計上した結果、一般会計補正予算の総額は、７９億２千万円余となり、補正後の予算総額は、３，５９６億３千万円余となるものであります。
以上、付議案につきましてその概要を御説明いたしました。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。