1.概況
平成26年12月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は93.8で前月比8.3%の低下、出荷指数は80.5で前月比9.0%の低下、在庫指数は143.1で前月比2.2%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、一般機械工業などが低下し、食料品・たばこ工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、一般機械工業、食料品・たばこ工業などが低下し、パルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業などが上昇した。
在庫は、鉄鋼業、一般機械工業、プラスチック製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、木材・木製品工業、金属製品工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、電子・通信機器用部分品、その他の電子部品などが低下し、前月比16.4%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、その他の電気機械器具などが上昇し、前月比3.7%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、ミネラルウォーター、生菓子などが上昇し、前月比6.7%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙、板紙などが低下し、前月比19.2%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産と出荷は2か月ぶりに低下し、在庫は7か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は18か月連続、出荷は5か月連続、在庫は6か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
93.8 |
▲8.3% |
100.2 |
0.1% |
92.2 |
▲16.4% |
97.8 |
12.0% |
42.5 |
3.7% |
44.6 |
▲4.3% |
114.7 |
6.7% |
129.4 |
8.6% |
101.9 |
▲19.2% |
111.5 |
7.6% |
80.5 |
▲9.0% |
88.7 |
1.3% |
143.1 |
2.2% |
135.3 |
36.5% |