1.概況
平成27年1月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は108.4で前月比15.6%の上昇、出荷指数は94.4で前月比17.3%の上昇、在庫指数は149.3で前月比4.3%の上昇となった。
内訳については、生産では、金属製品工業が低下し、電子部品・デバイス工業、一般機械工業、食料品・たばこ工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、一般機械工業などが上昇した。
在庫は、金属製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業、繊維工業などが低下し、食料品・たばこ工業、電子部品・デバイス工業、鉄鋼業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、その他の電子部品、コネクタ・スイッチなどが上昇し、前月比27.4%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、民生用電気機械器具、内燃機関電装品、その他の電気機械器具などが上昇し、前月比19.3%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、冷凍水産食品、肉製品、その他の食料品などが上昇し、前月比9.3%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが上昇し、前月比4.9%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産と出荷は2か月ぶりに上昇し、在庫は8か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は19か月連続、出荷は6か月連続、在庫は7か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
108.4 |
15.6% |
100.9 |
6.5% |
117.5 |
27.4% |
113.9 |
31.8% |
50.7 |
19.3% |
42.9 |
▲9.7% |
125.4 |
9.3% |
101.9 |
17.3% |
106.9 |
4.9% |
114.5 |
▲3.6% |
94.4 |
17.3% |
87.8 |
14.0% |
149.3 |
4.3% |
144.8 |
41.0% |