1.概況
平成27年2月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は105.0で前月比3.1%の低下、出荷指数は86.8で前月比8.1%の低下、在庫指数は150.3で前月比0.7%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、一般機械工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下し、金属製品工業、鉄鋼業、輸送機械工業が上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、一般機械工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下し、金属製品工業、食料品・たばこ工業、鉄鋼業が上昇した。
在庫は、パルプ・紙・紙加工品工業、木材・木製品工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下し、電子部品・デバイス工業、鉄鋼業、食料品・たばこ工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、その他の電子部品、コネクタ・スイッチなどが低下し、前月比9.4%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、内燃機関電装品、民生用電気機械器具などが低下し、前月比10.7%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、肉製品などが低下し、前月比0.9%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、前月比3.6%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産と出荷は2か月ぶりに低下し、在庫は9か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は20か月連続、出荷は7か月連続、在庫は8か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
105.0 |
▲3.1% |
96.6 |
8.4% |
106.5 |
▲9.4% |
93.1 |
43.9% |
45.3 |
▲10.7% |
42.7 |
▲18.5% |
124.3 |
▲0.9% |
103.1 |
18.6% |
103.1 |
▲3.6% |
103.7 |
▲4.2% |
86.8 |
▲8.1% |
82.6 |
9.1% |
150.3 |
0.7% |
149.3 |
47.1% |