1.概況
平成27年3月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は102.6で前月比2.3%の低下、出荷指数は86.7で前月比0.1%の低下、在庫指数は140.2で前月比6.7%の低下となった。
内訳については、生産では、金属製品工業、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、などが低下し、電子部品・デバイス工業、一般機械工業、ゴム製品工業などが上昇した。
出荷は、金属製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下し、電子部品・デバイス工業、一般機械工業、ゴム製品工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、鉄鋼業、木材・木製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、一般機械工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、その他の電子部品などが上昇し、前月比6.5%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、その他の電気機械器具、開閉制御装置などが低下し、前月比3.3%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、冷凍水産食品、肉製品、生菓子などが低下し、前月比8.0%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが低下し、前月比11.7%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産と出荷は2か月連続、在庫は10か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で生産は21か月連続、出荷は8か月連続、在庫は9か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
102.6 |
-2.3% |
110.3 |
12.8% |
113.4 |
6.5% |
122.9 |
51.5% |
43.8 |
-3.3% |
45.6 |
-12.1% |
114.4 |
-8.0% |
117.9 |
6.2% |
91.0 |
-11.7% |
116.0 |
-7.0% |
86.7 |
-0.1% |
97.7 |
10.3% |
140.2 |
-6.7% |
140.6 |
35.7% |