1.概況
平成27年4月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は94.6で前月比8.2%の低下、出荷指数は81.4で前月比6.5%の低下、在庫指数は149.6で前月比5.4%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、一般機械工業、食料品・たばこ工業などが低下し、木材・木製品工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下し、輸送機械工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、一般機械工業などが上昇した。
在庫は、パルプ・紙・紙加工品工業、一般機械工業、鉄鋼業などが低下し、電子部品・デバイス工業、木材・木製品工業、金属製品工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、その他の電子部品などが低下し、前月比8.4%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、民生用電気機械器具などが低下し、前月比0.7%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品、冷凍水産食品、ブロイラー加工品などが低下し、前月比6.3%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが低下し、前月比4.9%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産と出荷は3か月連続で低下し、在庫は2か月ぶりに上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は22か月ぶり、出荷は9か月ぶりに低下し、在庫は10か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
94.6 |
-8.2% |
88.4 |
-3.8% |
108.0 |
-8.4% |
94.8 |
10.6% |
42.6 |
-0.7% |
39.6 |
-18.7% |
108.1 |
-6.3% |
116.6 |
-6.9% |
82.6 |
-4.9% |
54.8 |
-12.2% |
81.4 |
-6.5% |
77.4 |
-3.4% |
149.6 |
5.4% |
139.5 |
34.5% |
※平成26年分年間補正により、平成26年1月以降の数値を更新しました。