1.概況
平成27年5月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は103.5で前月比9.4%の上昇、出荷指数は87.9で前月比8.0%の上昇、在庫指数は151.7で前月比1.4%の上昇となった。
内訳については、生産では、木材・木製品工業などが低下し、金属製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業、電子部品・デバイス工業などが上昇した。
出荷は、輸送機械工業などが低下し、パルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが上昇した。
在庫は、一般機械工業、木材・木製品工業、金属製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、鉄鋼業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、コネクタ・スイッチなどが上昇し、前月比2.7%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、開閉制御装置、民生用電気機械器具などが上昇し、前月比10.8%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、生菓子、ブロイラー加工品、肉製品などが上昇し、前月比1.9%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙、板紙などが上昇し、前月比24.6%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産と出荷は4か月ぶりに上昇し、在庫は2か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は2か月ぶりに上昇し、出荷は2か月連続で低下し、在庫は11か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
103.5 |
9.4% |
95.6 |
0.3% |
110.9 |
2.7% |
99.5 |
0.5% |
47.2 |
10.8% |
40.5 |
-15.6% |
110.2 |
1.9% |
109.2 |
-0.5% |
102.9 |
24.6% |
100.0 |
-5.1% |
87.9 |
8.0% |
78.0 |
-3.0% |
151.7 |
1.4% |
148.2 |
39.5% |