1.概況
平成27年6月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は106.0で前月比2.4%の上昇、出荷指数は89.2で前月比1.5%の上昇、在庫指数は160.1で前月比5.5%の上昇となった。
内訳については、生産では、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下し、食料品・たばこ工業、電子部品・デバイス工業、一般機械工業などが上昇した。
出荷は、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、パルプ・紙・紙加工品工業、一般機械工業などが低下し、食料品・たばこ工業、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、電子部品・デバイス工業、木材・木製品工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、その他の電子部品などが上昇し、前月比1.9%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、内燃機関電装品などが低下し、前月比6.4%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、冷凍水産食品、ミネラルウォーター、肉製品などが上昇し、前月比15.9%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙、板紙などが低下し、前月比3.1%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産と出荷は2か月連続で上昇し、在庫は3か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は2か月連続で上昇し、出荷は3か月ぶりに上昇し、在庫は12か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
106.0 |
2.4% |
108.8 |
10.7% |
113.0 |
1.9% |
113.9 |
11.6% |
44.2 |
-6.4% |
48.4 |
-5.7% |
127.7 |
15.9% |
130.8 |
17.8% |
99.7 |
-3.1% |
105.2 |
7.9% |
89.2 |
1.5% |
88.8 |
8.3% |
160.1 |
5.5% |
162.6 |
42.5% |