1.概況
平成27年7月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は102.8で前月比3.0%の低下、出荷指数は86.9で前月比2.6%の低下、在庫指数は162.6で前月比1.6%の上昇となった。
内訳については、生産では、輸送機械工業、一般機械工業、金属製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業などが上昇した。
出荷は、輸送機械工業、一般機械工業、窯業・土石製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、金属製品工業などが上昇した。
在庫は、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが上昇し、木材・木製品工業、金属製品工業、電子機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、電子・通信機器用部分品、コネクタ・スイッチなどが上昇し、前月比2.3%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、開閉制御装置、端子などが低下し、前月比5.0%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、肉製品などが低下し、前月比0.2%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが低下し、前月比1.6%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産と出荷は3か月ぶりに低下し、在庫は4か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は3か月連続、出荷は2か月連続、在庫は13か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
102.8 |
-3.0% |
108.6 |
6.8% |
115.6 |
2.3% |
118.7 |
13.4% |
42.0 |
-5.0% |
45.7 |
-14.4% |
127.5 |
-0.2% |
139.6 |
13.5% |
98.1 |
-1.6% |
105.4 |
6.3% |
86.9 |
-2.6% |
89.2 |
6.6% |
162.6 |
1.6% |
172.2 |
36.8% |