1.概況
平成27年8月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は108.5で前月比5.5%の上昇、出荷指数は89.5で前月比3.0%の上昇、在庫指数は173.8で前月比6.9%の上昇となった。
内訳については、生産では、金属製品工業、輸送機械工業、一般機械工業などが上昇し、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、繊維工業が低下した。
出荷は、輸送機械工業、金属製品工業などが上昇し、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、一般機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下した。
在庫は、食料品・たばこ工業、電子部品・デバイス工業、木材・木製品工業などが上昇し、繊維工業、パルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、前月比0.4%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子などが上昇し、前月比1.0%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、肉製品、その他の食料品、ブロイラー加工品などが低下し、前月比3.1%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが低下し、前月比3.8%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産と出荷は2か月ぶりに上昇し、在庫は5か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は4か月連続、出荷は3か月連続、在庫は14か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
| 季節調整済指数 | 対前月比 | 原指数 | 対前年同月比 |
108.5 | 5.5% | 102.2 | 10.0% |
116.1 | 0.4% | 115.5 | 6.4% |
42.4 | 1.0% | 38.8 | -14.2% |
123.6 | -3.1% | 111.2 | 8.6% |
94.4 | -3.8% | 94.5 | 2.5% |
89.5 | 3.0% | 83.8 | 4.0% |
173.8 | 6.9% | 176.5 | 38.6% |