1.概況
平成27年9月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は108.5で前月比0.0%の横ばい、出荷指数は91.9で前月比2.7%の上昇、在庫指数は174.8で前月比0.6%の上昇となった。
内訳については、生産では、パルプ・紙・紙加工品工業、一般機械工業、輸送機械工業などが上昇し、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、食料品・たばこ工業などが低下した。
出荷は、一般機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業、輸送機械工業などが上昇し、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、鉄鋼業などが低下した。
在庫は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、木材・木製品工業などが上昇し、食料品・たばこ工業、鉄鋼業、繊維工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子などが低下し、前月比2.8%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、内燃機関電装品などが上昇し、前月比3.3%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品などが低下し、前月比2.5%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが上昇し、前月比14.3%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は横ばい、出荷は2か月連続で上昇し、在庫は6か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は5か月連続、出荷は4か月連続、在庫は15か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
108.5 |
0.0% |
111.8 |
9.4% |
112.9 |
-2.8% |
124.9 |
7.3% |
43.8 |
3.3% |
45.8 |
-12.1% |
120.5 |
-2.5% |
114.0 |
2.2% |
107.9 |
14.3% |
101.5 |
6.1% |
91.9 |
2.7% |
91.7 |
4.4% |
174.8 |
0.6% |
179.7 |
32.6% |