1.概況
平成27年10月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は103.5で前月比4.6%の低下、出荷指数は86.4で前月比6.0%の低下、在庫指数は175.8で前月比0.6%の上昇となった。
内訳については、生産では、金属製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業、ゴム製品工業などが低下し、食料品・たばこ工業、輸送機械工業などが上昇した。
出荷は、パルプ・紙・紙加工品工業、食料品・たばこ工業、一般機械工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが上昇した。
在庫は、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、鉄鋼業などが上昇し、パルプ・紙・紙加工品工業、木材・木製品工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、コネクタ・スイッチなどが低下し、前月比0.5%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子などが低下し、前月比2.1%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品、冷凍水産食品、ミネラルウォーターなどが上昇し、前月比2.7%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙、板紙などが低下し、前月比29.7%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は3か月ぶりに低下し、在庫は7か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は6か月連続、出荷は5か月連続、在庫は16か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
103.5 |
-4.6% |
108.4 |
5.8% |
112.3 |
-0.5% |
123.5 |
6.6% |
42.9 |
-2.1% |
46.3 |
-8.7% |
123.7 |
2.7% |
128.6 |
9.3% |
75.9 |
-29.7% |
71.8 |
-13.6% |
86.4 |
-6.0% |
91.6 |
0.2% |
175.8 |
0.6% |
181.5 |
29.2% |