平成28年1月19日、県庁にて、平成27年度鳥取県環境立県推進功労者知事表彰式を行いました。
受賞されたのは、TUES地球環境を考える会、とっとり県消費者の会、川戸弘美氏の3者です。
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【前列左から】消費者の会・山枡氏、同会・福井会長、林副知事、川戸氏、地球環境を考える会・原口部長
【後列左から】地球環境を考える会・幸本氏、同会・山之内氏 |
《表彰を受けられた団体及び個人の活動概要》
(1)TUES地球環境を考える会
部長 原口 知弥(はらぐち ともや)氏
【表彰分野】
・環境保全のための実践活動に関する功績
・環境保全のための情報発信・教育啓発に関する功績
【概要】
○平成20年4月設立。公立鳥取環境大学の学生サークルであり、環境活動に携わる行政やNPO法人等と連携し、地球環境問題に関する知識や経験を交えながら活動を行っている。
○大学の最寄り駅であるJR津ノ井駅に毎年多くの放置自転車が発生しているという地域住民の声をきっかけに、コミュニティーサイクル事業を発案。資金集めや放置自転車の修理なども部員自ら行い、平成27年10月に運用を開始した。
○自転車15台を津ノ井駅前と環境大学駐輪場に配備しており、津ノ井地区の住民と環境大学生を利用者に両駐輪場で乗り捨て可能としている。
○その他、小学校への出前授業や環境イベントへの出展等、環境教育を通じた啓発活動にも取り組んでいるほか、ライトダウンイベント等本県が実施している取組にも積極的に協力している。
(2)とっとり県消費者の会
会長 福井 靖子(ふくい やすこ)氏
【表彰分野】
・環境保全のための実践活動に関する功績
・4つのRの推進に関する功績
【概要】
○平成5年4月設立。消費者団体としての活動に加え、環境問題に率先して取り組んでいる。
○ノーレジ袋推進協議会に平成20年の設立当時から参加し、スーパー店頭でマイバッグ持参を呼びかける等、活動拠点である中部地域でのノーレジ袋の推進に率先して取り組んでおり、活動の中心的な役割を担っている。
○また、レジ袋削減、過剰包装見直しのため、ふろしきの利用方法を紹介する講座を実施しており、地域での取組普及に尽力されている。
○その他、食品残渣の削減に向けた料理教室を開催したり、段ボールコンポストによる生ごみ堆肥化に取り組むなど、家庭ごみの削減につながる取組を進めている。
(3)川戸 弘美(かわと ひろみ)氏
【表彰分野】
・環境保全のための実践活動に関する功績
・環境保全のための情報発信・教育啓発に関する功績
【概要】
○若桜町内で自然環境保全や地域振興の活動を行っており、平成10年から、氷ノ山の自然保護普及啓発のため、発見されていない巨樹・巨木の調査を行っている。
○平成15年春に氷ノ山山頂付近で発見したキャラボクは、保護の重要性が高く、平成16年1月に若桜町天然記念物、平成27年1月に県天然記念物に指定されている。
○他にも県内最大級の巨木を数々発見しており、その情報を地域、自治体、専門家等に提供し、氷ノ山の豊かな自然環境の発信に尽力されている。
○また、氷ノ山の登山ガイドや、キャラボク保全のための除草作業、氷ノ山の湧き水発見時に足水場を設置するなど、氷ノ山の環境整備にも尽力されている。