1.概況
平成27年12月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は106.9で前月比4.4%の上昇、出荷指数は88.8で前月比2.3%の上昇、在庫指数は182.8で前月比4.4%の上昇となった。
内訳については、生産では、金属製品工業、輸送機械工業、一般機械工業などが上昇し、電子部品・デバイス工業、鉄鋼業などが低下した。
出荷は、輸送機械工業、一般機械工業、金属製品工業などが上昇し、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、繊維工業、鉄鋼業などが低下した。
在庫は、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、繊維工業などが上昇し、鉄鋼業、金属製品工業、一般機械工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、電子・通信機器用部分品などが低下し、前月比0.7%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、開閉制御装置、内燃機関電装品などが上昇し、前月比3.8%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、ミネラルウォーターなどが上昇し、前月比2.5%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが上昇し、前月比1.5%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は4か月ぶり、出荷は2か月連続、在庫は2か月ぶりに上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は8か月連続、出荷は2か月ぶり、在庫は18か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
106.9 |
4.4% |
112.7 |
11.7% |
121.9 |
-0.7% |
124.5 |
25.5% |
46.3 |
3.8% |
46.9 |
5.2% |
114.3 |
2.5% |
130.0 |
0.5% |
89.9 |
1.5% |
96.3 |
-13.6% |
88.8 |
2.3% |
96.5 |
7.8% |
182.8 |
4.4% |
176.2 |
27.7% |