1.概況
平成28年1月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は114.5で前月比7.1%の上昇、出荷指数は96.9で前月比9.1%の上昇、在庫指数は192.1で前月比5.1%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、食料品・たばこ工業などが上昇した。
出荷は、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、金属製品工業、窯業・土石製品工業などが上昇し、繊維工業、一般機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子などが上昇し、前月比5.3%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、その他の電気機械器具、端子、民生用電気機械器具などが上昇し、前月比17.9%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品、冷凍水産食品、生菓子などが上昇し、前月比8.7%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが上昇し、前月比4.4%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は2か月連続、出荷は3か月連続、在庫は2か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は9か月連続、出荷は2か月連続、在庫は19か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
114.5 |
7.1% |
106.2 |
5.3% |
128.3 |
5.3% |
123.4 |
8.3% |
54.6 |
17.9% |
45.7 |
6.5% |
124.2 |
8.7% |
102.4 |
0.5% |
93.9 |
4.4% |
105.6 |
-7.8% |
96.9 |
9.1% |
88.9 |
1.3% |
192.1 |
5.1% |
187.8 |
29.7% |