防災・危機管理情報


知事定例記者会見(2016年4月27日)

平成28年4月27日(水)午前10時~
 県政記者室(県庁3階)

録画配信 知事記者会見動画(約62分) ※MPEG4形式

  

1 平成28年熊本地震への対応 

●知事
 
皆さま、おはようございます。熊本地震ではまだ被災者の厳しい状況が続いております。鳥取県としても西部地震を経験した県として、ぜひ精力的にご支援申し上げていかなければならないだろう、また、避難されるかたを受入れることも含めてやっていかなければいけないと動き出しているところでございます。現在まで49名のかたがお亡くなりになっていることが分かり、また、お一人行方不明者を捜索をしている、今朝までの段階で震度1以上の地震が930回を超えるなど、非常に落ち着かない状況が続いている現地の状況にあります。そういう中でも懸命にライフラインの復旧なども始まっております。本県の中からも米子市等々、そういう水道の復旧支援へ向かうとか、それから、私どもの方からもメンタルなケアも含めた人材を送るとか、また、ソーシャルワーカーもこのたび送り始めたところでございます。こういうようなことを今後も展開をしていくことになろうかなと思っているところであります。

これにつきまして、県内でのご家族の受入れも始まっておりまして、これまでのところ7家族18名のかたが本県に避難をしてこられました。ご相談も21件、県関係に寄せられているところであります。そういう中で、県の職員住宅へ入居をされる手続きを始められたご家族も1家族でてこられるなど、徐々にそうしたことがひびき始めているのかなと思っております。県内の民間の皆さま、住民の皆さまのご支援も広がっておりまして、昨日[4月26日]はボランティア隊の第1陣が出発をしたところであります。17名のボランティアと社[会福祉]協[議会]のスタッフ4名で出かけたわけであります。昨日[4月26日]も社協の青木[茂]会長とお話をいたしましたが、今後、現地の状況を見て追加的な派遣も検討していこうという話し合いをさせていただいたところでございます。県の社協の方から連休の後半にもボランティアを統括をする、そういう人員として2名連休後半に派遣をする方向で、今、調整を始めているところあります。

県の方も、今、[熊本県]益城町を中心に支援に入っております。益城町での支援体制、これ、福岡県であるとか近畿各県であるとか、あと私ども等が入っているわけでありますけれども、その中の役割分担もこのたび整ってまいりまして、今日[4月27日]から追加的に1名派遣をして合計2名、益城町の避難所対策、避難所対策は、これ、鳥取県が主導してお手伝いしようということに役割分担として各県の間でなりまして、避難所対策に2名のかたを町の中枢の方で町長のサポート役として出させていただくことになり、今日[4月27日]から仕事を始めております。また、併せて6名の避難所への現実の配置人員、この6名につきましても、順次、これから15隊に分けて、毎週毎週派遣をしていくというような格好になろうかと思います。連休挟んで、4月は県でやりますけども、そのあとは市町村で半分、それから、県で半分、3人、3人で派遣していこうと、こういうようなことを、今、話し合いをしているところでございます。1日も早い復興を目指していかなければなりません。今、鳥取県の方から農業土木の関係職員を連休明けになるかと思いますが、派遣の開始を予定し始めました。今、その作業に入り始めているところであります。若干長丁場にはなりますけれども、これから、そうした支援を組んでいくことになろうかと考えております。

私自身もこういうようなかたちで益城町での鳥取県の支援も本格的に始まってきたところでございまして、この連休明け前までに1度現場の方を訪ねさせていただくことにしようと、今、日程を調整して、現地とも話を始めておるところでございます。こういうような大きな災害、東日本大震災を契機として意識が高まっているわけであります。例えば、福祉避難所であれば、今、14の市町村は福祉避難所の設置ができておりますけども、残りのところがまだできていない町が5つあると、こうしたところをこれから精力的に協議をさせていただいて県内でも同様の災害が起こったときの対策を今後も進めていく必要があると思います。





2 島根原子力発電所を巡る動き 

●知事

そういうなか、原子力安全対策も重要でありますけれども、今、世上報道が始まっておりまして1号機の廃炉であるとか、それから特定重要施設と言われるようなものの計画、これらについて中国電力で検討されているようです。これは周辺地域の自治体にもちゃんと話をしていただけなければいけないわけございまして、まずは地元である周辺も含めた自治体に情報をくださるのが筋ではないかなと思いますが、どういう経緯でこういう報道が始まっているのかちょっと図り兼ねるところもあります。いずれにいたしましても明日[4月28日]、中国電力から話をしたいというお話がございましたので、急遽日程を変更しましてお会いをするということにさせていただこうかと考えております。世上言われているようなそういう1号機の廃炉等のお話であれば、これについてまた新しい重要な施設ということであれば、私どもも今後取り急ぎ5月議会がこの後予定をされるわけでありますが、鳥取県の原子力安全顧問の皆さまのご意見を聞いたり、それから原子力安全対策協議会が、米子市・境港市で設立をされました。そういうものの合同部会を開いていろんなご意見を聞くというようなこともしたり、また、議会等々も協議をしていく、そういうなかで鳥取県としての考え方を取りまとめていく、そんなようなプロセスが今後出て来るのかなと思いますが、いずれにいたしましてもまずはちょっと話を聞いてみないと中身も分かりませんので、お会いをするということにさせていただいたところでございます。



3 省エネルギーへの取り組み 

●知事

エネルギーにつきましては東日本大震災以後、鳥取県も再生可能エネルギーの発掘であるとか、また省エネルギー等、そうした新しいライフスタイルの創造についてイニシアティブを発揮してやっていこうというふうに動いてきました。鳥取県もこの度イニシアティブプランを再改定いたしましてこの改定後目標を引き上げる。また、国全体でもCO2の目標ということもあります。そこで5月の1日から、また、本年[平成28年]につきましてもハートホット・クールビズとでも言うべき、クールビズや県庁内のエネルギー節減、また県民の皆さまへの呼びかけを5月から、いよいよ暑い季節に入りますのでスタートをしたいと考えております。鳥取県庁自体につきましては平成22年度対比でこれまでもCO2削減を図ってきました。私どもとして、従来10%、22年度対比で削減ということを目標にやってきましたが、先程申しましたように県のイニシアティブプランも意欲的に改定をさせていただいたということを目指しまして、15%削減の目標でこの今シーズンハートホット・クールビズのシーズンは目標を改めて去年[平成27年]よりも深堀をしていきたいと思います。また、住民や企業の皆さまにも呼びかけをしてまいりたいと思います。



4 日本パラ陸上選手権大会の開催等 

●知事

この度[第27回日本]パラ陸上[競技選手権大会]が鳥取で開催をされます。そのとき、会場でゴーヤ苗を1,000株配る。これによって緑によるCO2削減、そうしたグリーンシェードを普及していく、そんな縁にできればと考えております。日本パラ陸上でありますが、今まで大阪といった大都市でずっと開催をされてきました。それはやはり施設のことなどがあったんだと思いますが、鳥取県はジャマイカのキャンプに選ばれるなど、全国でも指折りのスタジアム、陸上競技場を持っているわけであります。これに障がい者のかたも思う存分プレイに取り組めるように、例えば投てき競技の固定台であるとか、そうした工夫をこの度凝らさせていただきまして日本パラ陸上をお迎えをすることになりました。4月29日に開会式が行われ、30日、1日とこの本大会が開催をされることになり、この中で本県からも野田[昭和]選手や森[卓也]選手なども登場するわけでありますが、今度のリオのパラリンピック選手が決まってくるということになります。そういう意味で、4年に1度の大切な日本パラ陸上の機会というときでありまして、盛り上がりも期待できるんではないかなと思います。これにつきましては陸上関係者、これ健常者も障がい者も含めて、そのトップが鳥取に来られることはもとよりとしまして、室伏広治選手、野口みずき選手といった非常に有名なアスリートも駆けつけて、このパラ陸上の応援をされるということになります。

室伏選手はオリンピックにも深く関わっておられますし、そうした皆さんにも、ぜひ、鳥取県の陸上施設を見ていただきたいと思います。また、このたび障がい者の関係者のかたがたも多数来られようかと思います。メディアのかたも含めまして、そうした鳥取県の今、あいサポート運動等取り組んでいる事業にも触れていただける、そういう機会にもなればと思っております。あいサポートのお祭りもこの期間中するなどしておもてなしと障がい者に優しい、障がい者とともに生きる鳥取県民の姿を見ていただければと思います。このパラ陸上を目指して、日本財団のさまざまなご支援もいただいて施設整備等も進めていこうということになってまいりました。そのパラ陸上が行われます4月30日の朝には電光掲示板を整備をしまして、障がい者の種目ですといろいろと区分けが大変にたくさんあったりして、一見して何やっているか分かりにくいということがあります。そういうのをサポートする意味でもそういう掲示板が功を発揮すると思いますし、手話通訳といったようなバリアフリーな表現もできるように、そういう掲示板をこの度造らせていただくことになり、日本財団のご支援を仰ぎました。

また、4月29日にはUD[ユニバーサルデザイン]タクシーがいよいよ鳥取県でお目見えをするということになります。これは全体で200台、鳥取県は三百数十台でありますので、ざっと6割ぐらいですかね、そうした小型タクシーが乗り替わるということになります。非常にインパクトがある全国でも半分以上の小型タクシーがUDになるという地域はありませんので、そういうことを日本財団と協調して進めていこうということになりました。その第1号のお披露目を鳥取空港で4月29日にやることになりました。これに向けて運転手の皆さまも研修をなさったり、障がい者に優しいバリアフリーなまちに協力していこうと、タクシー関係業界もご協力いただくということになったところであります。関係者に感謝を申し上げますともとに、今年[平成28年]、来年[平成29年]とこのUDタクシーの整備は進んでまいりますので、県内一円でそういうまちの変わった姿を見ていただけるのを楽しみにしたいと考えております。




5 地方創生に向けた動き 

●知事

地方創生につきましていろいろと動きがある、これは経済だとか、観光だとかも含めてということになります。連休明けには鳥取県の方の元気づくり推進本部を開催したり、また、本日[4月27日]、元気づくりの会議、これNPOだとか、そうしたところに頑張っていただくという意味で、そういう会議を東部、中部、西部で動かしていくわけでありますが、今日[4月27日]その第1弾として、東部でその元気づくりの会議も行うということになります。そういう中で地方移転を進めていくわけでありますが、職業能力開発大学校につきましては、これは人員の配置も含めて鳥取県に一部機能移転をするということで、平成30年度を目指した検討がスタートすることになります。本日[4月27日]、この職業能力開発総合大学校の幹部もお見えになりながら、そういう検討をする会議をそういう行動戦略人材を育成する会議、これはそういう人材育成の会議でありまして、それだけをやるわけではありませんが、そのなかでこうした職業能力開発総合大学校の検討も含まれてくるということになってこようかと思いますが、そういう高度機能の人材育成、これを共同して始めるそのスタートの日になろうかと思います。



6 産業振興・雇用確保に向けた動き 

●知事

また、連休明けにはフォーラム、こうした人材育成に取りかかるフォーラムも開催をするなど、こうした機能強化に向けて、鳥取県内での機能強化設定に向けて動き出すということになります。こういう人材の育成などと相まって、企業自体の活力を作っていかなければなりません。5月9日にFDK[株式会社]という電池メーカーがございます。そこのFDKの望月[道正]社長さま、それからFDK鳥取[株式会社]の福岡[悟]社長さま、それから岩美町、これFDK鳥取の工場があるところでありますが、岩美町の榎本[武利]町長と私とで調印式をさせていただこうということになりました。いろいろとちょっと、折衝ごとがいろいろとございまして、この日ということになったわけでございますが、最終的には本社機能の一部移転も含めたかたちで今回協議がまとまることになりました。具体的には円筒電池だとか、リチウムイオン電池だとか、そうした製造をされるわけでございますけども、そうした製造の拡大、これは例えば火災の検知器だとか、あるいは自動車関係だとか、新しいニーズが増えてきておりまして、そういう意味での生産拡大ということが1つあります。それと併せてそういう円筒、あるいはリチウムの電池の開発、それから製造も含めて研究開発をする拠点を、これを鳥取県の方に移転をするということをこのたび決めていただきました。だいたい40人ぐらいの雇用増になるかなということを今話し合っているところで、多分当日詳しい話があると思いますが、お聞きしているところでは投資額でいうと16億円規模ではないだろうか、そのようなお話も伺っております。製造と、それからそうした研究開発の機能移転、これらを含めた調印式を5月9日にということで、今準備を始めました。

また、シャープにつきましては、先般、三上[正幸]EVP、エグゼクティブバイスプレジデント、執行副社長とでも言うんですかね、これ、液晶関係のということでありますが、そういうカンパニー制を取っていますので、その三上さんとちょっと鳥取で話をすることがようやくできまして、そのときにいろいろと私どもの状況も訴えさせていただきました。先方は検討していくということではございますけれども、シャープ米子[株式会社]につきましては研究開発の重要な1つの拠点として活用していけるのではないだろうか、そういう方向でホンハイ[鴻海]側との話し合いをしていきたいというようなことでのお話がございました。これについて、今、非常に経営状況など難しいところがあり、しかも外国資本が入るということでドラスティックな経営革新がなされる可能性がありますけども、そのなかで鳥取を拠点として残していただけるよう、我々としても全面的に協力をしてきたいと考えております。

それから週明け、連休明けには、女性の企業人のフォーラム(とっとり起業女子フォーラム)、こういうことをやったりするなど、さまざまにこう産業関係、人材育成関係でパワーを高めていければと考えております。



7 移住定住等に係る鳥取県のPR 

●知事

また、移住定住の関連では、この連休中になりますが、5月5日~8日まで東京芸術劇場[アトリエウエスト]におきましてイベント[TACTフェスティバル]が行われるわけでありますが、そのときに鳥取県の方で木育、移住定住のアピールをさせていただきたい、これ鳥取県のそういう木質を使ったナーシングといいますが、そういう子供の遊び場スペース等々、こういうのが東京の方で評価されまして、そうしたイベントをやってもというオファーがありまして我々の方でも出掛けていくことになりました。

また、東京でそうした物産をということでありますが、とっとり・おやかま新橋館ももてなしを一部改修をしまして、1階にイートインコーナーを設けたり、それから、これから暑い季節になってきますがソフトクリーム、これを1階で提供するということを始めようではないか、こういう改修をさせていただいたところであります。これを記念しましてこの連休中ですね、ソフトクリーム、これ蒜山のジャージー牛乳のソフトクリーム、これはちょっとバターのような濃厚な感じでありますが、鳥取の方は非常にミルキーでさわやかな、そんな大山乳業、白バラ牛乳のソフトクリームであります。これらが食べ比べできるということでありまして、もともと鳥取県のアンテナショップでは人気商品でありましたので、これを前面に出していこうということであります。この連休期間中は100円引きのセールをして、その後はスタンプ制によります50円引きにつながるような、そういうことをやっていこうと、そんな展開を今、東京のアンテナショップではこの連休から始めることになりました。



8 広域観光ルート設定に向けた動き 

●知事

観光面も先般山陰DMO、名前は山陰インバウンド機構になりました。田川[博己]JTB会長がその会長に就任をされてスタートを切り始めたところであります。実は、昨日[4月26日]、国土交通省の方から広域観光ルート、外国人のかたが立ち寄られる広域観光ルートにつきまして募集が始まりました。5月18日まで連休を挟んで募集をすることになります。昨日[4月26日]、早速、溝口[善兵衛]島根県知事とも電話で度重ねて相談をさせていただきました。その結果として、これ、現在進行形でございますのでそういうふうに思っていただければと思いますが、山陰両県で広域観光ルートをエントリーしようではないかと、それで、具体的には今回発足した山陰インバウンド機構、これを申請者として、それを基軸にしてエントリーしていこうではないか。実は先般の国の方で設定をされた広域観光ルートでは、山陰側は鳥取砂丘まででございまして、そこから西側は入っていないというかたちになっています。しかし、これからインバウンド観光を増やしていこうと、せっかくDMOも立ち上げて動き始めたところでありますので、そのDMOの田川会長とも相談をしながら、このルート設定をして5月18日の締め切りまでに出していこうということを目指したいと思います。



9 香港空港定期便の現状 

●知事

また、こうしたものをいろいろと支えていく意味で香港航空の就航のことがございますが、今、現地の方で香港航空側はライセンスに対する自信を深めておられまして、そこそこのタイミングで出るんではないかというお話が出始めています。しかしながら、諸般の情勢いろいろと考えていかなきゃいけないということもおありのようでありまして、我々としては夏休みシーズンに飛ばすということをせめてものデットラインにおいてやっていただきたいということを今、先方には強く申入れをしているところであります。いずれにいたしましても、そういう韓国等も含めた海外との交流を拡大をしていく、そういうチャンスにできればと思います。連休明けには、旅館関係者と香港の方に行きましてキャンペーンもしようという動きになっております。



10 鉄道高速化調査結果 

●知事

また、鉄道につきましても高速化を目指していこうということで、先般、本県常任委員会の方にその状況を調査がまとまりましたのでお示しをさせていただいたところであります。伯備線ルートにつきましては2,200億[円]、因美線ルート、因美線智頭急行ルートでは1,500億[円]、そうした事業費がかかるであろう。その際、ルートの時間がどうなるかということでは、伯備線ルートは従来よりも9分延びて3時間10分、それからそれよりは、短い時間で到達できるように変わりますが、1時間9分短くなって因美線智頭急行ルートということになります。ただ、この結果をどういうふうにこれから冷静に見て対応を考えていくかという段階に今後入ってくるだろうと思います。いずれ5月の県議会も始まりますし、議論も活発化するのではないかと思われます。今、北陸新幹線の方では舞鶴を通るルートも含めて検証しようというふうに京都の西田[昌司]議員が委員長になっている検討委員会で、与党の方で話が出てきております。当然ながらこういう外部の状況も考慮に入れながら、今後の私たちの運動方針を考えていかなければいけないと考えております。



11 連休中のイベント 

●知事

これから連休が始まるわけでございまして、ぜひ、県民の皆さまにもいい思い出をこの機会に作っていただければというふうに思います。また、行楽客も増えるシーズンでありまして、県内の旅館などにいろいろと調査を、この度地震もありまして、かけたところでありますが、そこそこ集客はありそうな、そういうゴールデンウィークかなと期待もいたしているところであります。いろんな行事を展開をしますが、例えば[とっとり]花回廊もそうですし、[とっとり賀露]かにっこ館でも子どもさん向け、5月の連休、2日ぐらいから始める、さらには[氷ノ山自然ふれあい館]響の森でも新緑祭というのをこの連休中にさせていただきますし、また、キッズウィークを、これを[鳥取砂丘]こどもの国で行う等々、賑やかな連休があろうかと思います。



12 まんが王国に係る動き 

●知事

名探偵コナンの関係でも、連休中にイベントが予定をされていますし、水木しげるロードも連日の賑わいということになるのではないかなというふうに期待をいたしております。漫画の魅力も鳥取県の1つのポイントになってきているわけでありますが、この度、武田愛子さんが集英社の新人漫画賞の銅賞を取られて、マーガレットに今月[4月]号で掲載をされるという快挙となりました。まんが王国のころ、いろいろとそうした人材育成などもやってきた県としては朗報かなというふうに思っているところであります。薫風かおる五月が見えてきたところであります。



13 恋の日イベント 

●知事
5月1日は、5の1で恋の日だという、にわかキャンペーンを、今、始めているところでございます。智頭急行の恋山形駅、ポストの設置などもあり、今日[4月27日]から恋愛の恋という字を書いてこい(恋)のぼり列車というのを、運行を始める、そんなイベントも始まりました。また、5月1日には若桜駅におきまして、若桜鉄道の機関車がピンクに塗り変わり1週間その鮮やかないでたちを見せるということになります。これを、記念をしまして有識者のかたにも来ていただいて、大いに山陰の初夏を盛り上げようとピンクの恋の予感を感じていただければというふうに思います。

そんなことでピンク撮っとり![鳥取フォトコンテスト]という鳥取県に因んだ写真をネット上で募集をするキャンペーンを始めさせていただき、7月一杯までこれを募集をして毎月商品を出すということを始めます。テーマとしては鳥取ピンクというテーマと、鳥取ラブというテーマと2つであります。これ、鳥取県内で撮影したものでなければいけないという限定はつけずに多くのかたが鳥取の恋心だとか、鳥取のピンク、それを楽しんでいただけるような、そんな写真を送っていただければというふうに思っております。そんな華やかな連休、これからぜひ県民の皆さまにもご満喫いただければと思います。私の方からは以上です。



14 島根原子力発電所の安全対策 

○山陰中央新報 原田准吏 記者

 

 すみません。原発の安全対策の件ですが、1号機の廃止措置計画の話というのは、情報提供のあり方のことだったと思うんですが、もう少しちょっと具体的に教えていただけますか。

 

 

●知事

 

 だから、[中国電力株式会社]迫谷[章 取締役]副社長が[平成28年4月]28日にお見えになるというご連絡がございまして、私、実は大阪にいる予定だったんですけども、急きょ大阪の予定後半をキャンセルしてこっちに戻ってこようかなと、こういうことであります。それ以上でも以下でもないんですけれども。

 

 

○山陰中央新報 原田准吏 記者

 

 多少その情報をしっかりもらわないと、というようなお話があったかと思うんですが、報道が先行して情報が分かったということでしょうか。

 

 

●知事

 

 例えば私もよく分かりません。何か30年から40年とかですね。三百何十[円]だとか、貴紙もそうだと思いますけども、いろいろと書いておられるところも出ているわけでありますが、私どものところにそういう詳しい話がないもんですから、どうなっているのかなと。その辺はやはり周辺地域ではありますけども、ちゃんと私どもの方にも十分情報を提供していただかないと、住民のかたの安全を守る立場としてどうかなということであります。ただ、いずれにいたしましても、いろんなご事情もおありでしょうから、それはそれとして、まずきちんと話を聞くそのことから始めていきたいということであります。

 

 

○山陰放送 秦卓史 記者

 

すいません。関連してその際には、知事の方からその情報提供のあり方であるとか、そういうタイミングについても、もう一度指摘されるということなんでしょうか。

 

 

●知事

 

私どもとしては、やはり立地[自治体]と周辺[自治体]と同等に扱っていただきたいということは、今後も強く申し上げていきたいと思います。





15 鉄道高速化調査結果と今後の高速化への考え方 

○NHK 木庭尚文 記者

 

鉄道の高速化の話なんですけれども、今回の試算でいうと、伯備線は時間がかかるということで、因美線も接続をよくしても、因美線も従来のルートの接続をよくすれば、7分程度の短縮効果しかないということで、時間短縮効果はかなり薄いのかなというような印象を受けたんですけども、そこについての知事の評価と、あと、北陸新幹線の舞鶴ルートでさらに山陰までっていうのも、検討の遡上に今後上がってくるのかどうなのかっていう、その辺をお願いします。

 

 

●知事

 

これについては、ちょっと若干こういくつか頭を整理しながら考えていかなきゃいけないので、いろんな問題が複雑に絡み合っていることは、まずちょっと前提としてご理解いただきたいと思います。前段の方のお話につきましては、仕掛けとしてはこういうことなんですが、新幹線を走るときの、新幹線軌道を走る最高速度、今、のぞみだとか非常に速いわけですよね。それで、それが最高270kmではないか。これは、フリーゲージトレインにすると、こう軌道を変換するものですから、通常よりもいろいろと積み込まなきゃいけなくなる。そうすると安全に走行する速度というものに限界が多分あるんだと思います。それで、270kmを想定しますと、こだま並みのダイヤの中で動かさなきゃいけない。ですから、のぞみのように走らせて、そのまま入ることができるかどうかというと、それがそうはならないんではないかというのが、JR西日本系のコンサルなんですけども、そちらの方の結論だったと思います。そういう意味で、直通で乗り入れるにしても、逆に今だとのぞみから乗り換えて、例えば岡山[駅]で伯備線に乗り換えていくということが、こだまに乗って岡山まで行って、そこで今度はそのまま軌道に入っていくということでありまして、この点で遅くなる要因が1つあるんですね。

 

あと、もう1つは、特に伯備線ルートがそうなんですが、曲線半径が短いところが結構あると、つまり急なカーブ等があったりします。それで、これをこうくねくねとこう曲がりながら中国山地を越えていくというルートになっているわけです。それで、そこに重たい特急電車を走らせようとしますと、今、やくもが振り子型で走っているのが、結構そこそこスピードを出して走るんですね。それで、そのやくもよりも遅くなると、逆に。それで、先ほど申しましたように、9分遅くなるという、ちょっと奇妙にも思える結果が出るということであります。対して、因美線智頭急行ルートについては、今、姫路[駅]あたりからこう軌道に入る、こちらの方の在来線の軌道に入ってくると。そういうイメージで今、今回シミュレーションができているわけでありますけども、それについては、米子[駅]まで、さっきの時間を米子ということで両方が交わるポイントで米子の話をしたんですけど、米子まで行こうと思うと、鳥取駅で例えばまつかぜだとかに乗り換えるということでありまして、この分が待合の時間が現在あると。それで、それが大分短縮されるもんですから、1時間9分短くなるというような結果になります。ただ、この辺は本来であれば我々もかねてこう、求めているんですが、スーパーはくとが直接乗り入れるということになって、それで米子まで直通するということなどの、本来の工夫ができれば、別の解決策があるのかもしれません。

 

ですから、よく今回の状況は分析してみなければいけないところだと思います。ただ、世上期待されていたほどの時間短縮効果が費用に見合ったかたちで出るかというと、少々高い買い物という印象は拭えないんではないかな。その辺は、この議論にある意味、冷静に向き合わなきゃいけないという状況が生まれていると思います。あと、もう1点の方でありますけども、もともと山陰新幹線という、本来の新幹線計画のルートがありました。これは、大阪からずっと但馬の方に来て、そこから、鳥取、米子、松江とこう抜けていくというそういうルートであります。それから、中国横断新幹線構想もございまして、これも今の伯備線と同じようなかたちで中国山地を横切るという、そういう新幹線計画がありました。これがずっと放っておかれているわけですね。それで、このうちの、山陰新幹線の方につきましては、実は私も関西広域連合の一員で向こうに出ていますが、関西の方では、その山陰新幹線やるべしということをたびたび決議しています。それで、これは、特に京都だとか、そうした地域からしますと、山陰の方に抜けていく新幹線というのは、実は関西にとっても大事なルートになると。今、本来であれば[福井県]小浜市付近から[京都府]亀岡市付近を通って大阪へ行くという本来の北陸新幹線ルートが変更されようとしていて、そのなかで舞鶴経由のルート案も浮上してきていると、仮に舞鶴まで来ますと、かなりこちらの鳥取の方に近くなるんですね。今の山陰海岸ジオパークのイメージでありますので、それであそこを抜けてくればもうそこには鳥取があるということになりまして、そうすると舞鶴まで新幹線が来るということになれば、山陰新幹線を舞鶴絡めて考えていくというのも、従来よりはかなり現実性が出てくるわけですね。ですから、従来、関西では漠然と四国新幹線も含めて、関西から放射状に様々な交通網を張り巡らせようという構想を主張していたわけでありますが、この度、舞鶴ルートというのが出てくることになれば、それが、別の色合いが入ってくるということになると思います。そんな意味でこちらの方もその関西方面の議論、北陸新幹線の議論も横睨みしながら、我々としても運動展開を考えていくべき時期に入ったかなと思っています。

 

 

○NHK 木庭尚文 記者

 

 はくとの米子までの延伸というのは県もこれまでもずっと主張してきて、JR西日本側には働きかけてこられたということですか。

 

 

●知事

 

 ええ。それは我々としては毎年のように要望も実はしておりますし、議会でも度重ねて議論があるところです。ただ、ダイヤ編成上の理由からJR側はずっとこれには応じてくださっていないということですね。

 

 

○NHK 木庭尚文 記者

 

 ありがとうございます。

 

 

○日本経済新聞 舩越純一 記者

 

 関連ですけども、フリーゲージトレインが少々高い買い物になるのではないかというお話をされたと思うんですが、その後にいくつか選択肢の話、今のはくとの話を含めてですけどもなされまして、フリーゲージは現実化としては厳しいんじゃないかということで、その示された選択肢のなかで、知事が一番、これが一番現実化に近いんじゃないかというふうに思うもの、その今の思っている時点での見解をちょっと聞かせてください。

 

 

●知事

 

 結局いくつかこう、今後まだ私の県としての方針を決めたわけではありません。ただ、問題をいくつか因数分解すべきなのかなと思います。それは、実はそのフリーゲージトレインを入れるというようなことの検討のなかで、例えば電化という議論であるとか、それから軌道、基盤の改良ですね、例えば因美線ルートで言えば、智頭[駅]から鳥取[駅]のところの法定速度が遅いです。ですから、ここのところを改良していく、そうした検討も実は入るわけですね。それで、そういうようなことを、因数分解しながら、何がこう、投資対効果でリターンがある程度望まれるのかどうか、その辺を考えていく必要があるのかなと、今回の結果を見て思っております。また、併せまして、先ほどのお話がございましたけれども、結局、もともと整備新幹線構想がございますので、その新幹線計画のなかとの関係で、今後いずれ近々、北陸新幹線のルートが決着をする。これ、今、与党の検討委員会が動いていますので、今、国交省の方に試算をせいということで宿題が下りたと、それでその答えが出て来れば、与党が決めるということになってくるかもしれません。そうすると、それを見て、じゃあどうだという話が次のステージで出てくる。また、北海道新幹線もいよいよ函館北斗まで行きましたので、そういうことなどを考えますと、順次整備が進んできて、今、新幹線計画でもともと出ていたところで出来ていないところをどうするか、そういう議論に移ってくるタイミングも近づいてくるわけですね。そうした今度は次の議論のところ、それも含めた上でトータルで、費用や効果を考えて運動展開の方針を定めていく、これが考えかたではないかなと思っております。

 

 

○日本経済新聞 舩越純一 記者

 

 その、現実化として、智頭鳥取間を高速化、改良するという話をされましたけれども、JR側はその倉吉から先にはくとを走らせないということに対して、どういうふうに解答してきているんですか、

 

 

●知事

 

 これはダイヤ編成上、それからJR西日本の営業戦略上の課題だと思っております。これはなかなか堅いところでありまして、今まではなかなか実現していないですね。それではくとが米子[駅]まで延びていけば多分乗る人は、僕らはいるんじゃないかと、地元は思っているんですけども、しかも乗り換えがないまま大阪まで出れると。今、おおよそ倉吉[駅]まで3時間ですから、米子[駅まで]3時間半となれば、今、まつかぜに乗り換えて4時間かかっているよりは短くなるわけですよね。ですから、それも現実的な解決策として、僕らはあると思っていますが、いろいろと列車運行上の課題等もあるようでございまして、JRさんは今までは応じてきていないということであります。今後、でも、今回の調査結果を基にして、世論もだいぶ動く可能性があります。それに則してまたJR側と折衝していくということじゃないかと思っています。

 

 

○日本経済新聞 舩越純一 記者

 

 わかりました。




16 広域観光ルートの設定 

○時事通信 平野実季 記者

 

 すいません。広域観光ルートの今度申請をしていこうということでしたけども、知事同士の話し合いのなかで具体的に例えばどういったところ入れたルートがいいですねとか、そういった話は出たんでしょうか。

 

 

●知事

 

 そこはこれから事務的に調整していくということだと思っています。方針としてエントリーしていこう、これについては両県として方向性は定まったと思っています。

 

 

○時事通信 平野実季 記者

 

 知事としては、例えばどういったルートが理想的だなと、今のところ考えていることは。

 

 

●知事

 

 これ、やっぱり戦略もあると思うんですね。いわばコンテストなわけです、全国の。それで、いくつものこう、案が出てきてその中での優劣がつけられた上で、じゃあ山陰ルートということになるんだと思います。ですから、そういうコンセプト、ストーリーも含めたコンテンツづくりがないといけないと思っています。これについてはまだいろいろとアイデアも出されていますけども、よく煮詰めていくのかなと思っています。実は先般、田川[博己 山陰インバウンド機構]会長がオープニングに立ち会われるに当たりまして、田川会長といろいろと意見交換もさせていただきました。旅行業界からすると、売りやすいルートということがあるということでありますし、印象に残ったルートということがあるだろうということがあると言っていました。例えば、ドイツも国際観光ルートをたくさん作ったんだそうです。そのなかで日本向け商品としてまだ、いまだに売れ続けているのはロマンチック街道というストーリーのルートでありまして、そういうようなルート設定でなければ山陰の賑わいにつなげるのは難しいんではないだろうか、そんなような共通認識を田川会長や溝口[善兵衛 島根県]知事とも持ったと思っています。ですから、これからコンセプトを詰めていきたいと思っています。




17 FDKの事業拡大 

○日本海新聞 井上昌之 記者

 

 よろしいでしょうか。岩美町のFDK鳥取の話が今日ございましたけども、前々回の定例会見でも知事が言われたときには、投資額が9億円というような表現だったと思うんですが、今回16億円と言われて、これは本社機能の移転に伴ってかなり投資額が増えたということでよろしいんでしょうか。

 

 

●知事

 

 はい。おっしゃるとおりです。結局、今、製造拡大の部分とそれに付加して研究開発の本社機能移転、これを加えることになりましたので、この分で飛躍的に大きくなっていると思います。それで、この辺は我々としても、やはり地方創生の1つの道筋として地域経済の活性化を引き起こしていくために一極集中型の企業構造、これを改めていただいて地方の拠点の方にシフトしていただくと、これに応じることになってくださいましたので、おそらく研究の技術者等がこちらにやってくることにもなると思います。これは今後、いわば持続可能なかたちで鳥取県をFDK[株式会社]が使っていく、そういう基盤の強化になると思っています。

 

 

○日本海新聞 井上昌之 記者

 

 知事も今日おっしゃいましたけど、車載用のリチウムイオン電池ですとか、あと煙探知機の電池の、今、欧米を中心にかなり需要が高まっているという話で、FDKさんもそれで事業の拡張につながったと思うんですけども、かなり雇用の規模も40人と大きいですし、もともと300人近くの従業員がおられる企業だとお聞きしていますけども、岩美でこれだけ大きな雇用が生まれることについてご感想をお聞きします。

 

 

●知事

 

 今、実は、岩美町に移住したいという若い人たちも多くなってきているわけですね。全国の雑誌でもトップにランキングをされるぐらいになってきました。問題は働く場所でありまして、その働く場所としてこういう有望企業は事業拡張をし、ある程度ロットで雇用を提供してくださるというのは心強いことであり、そういう地方創生の流れを加速するのではないかと期待しております。




18 ニュージランド陸上チームの合宿誘致 

○山陰中央テレビ 宍道正五 記者

 

 すいません。東京パラの事前誘致について、ニュージーランドの選手を誘致するという話が出ておりますが、これについて知事のお考えをお聞かせください。

 

 

●知事

 

 これは昨日[平成28年4月26日]の会議で飛び出した話でありますけど、実は我々も前からいろんなところに働きかけをしようということをやっていまして、もう協議によってはヨーロッパとか、いろいろとこう、働きかけを今、しているわけです。そのうちの1つがニュージーランドのアイデアでありまして、まだ成熟したものではないと思っています。ただ、これから精力的に山本会長、今回パラ陸上の関係で日本の陸上関係者やパラ陸上関係者が来られますので、そうしたところでも情報収集をしたりして実現につながればなというふうに思っております。いずれ、まずは今、どこの国もリオのパラリンピックで大変だと思いまして、それが終わった後、本当のゴングが鳴ると思いますので、今は人間関係づくりを地道にやるのが現在のタイミングかなと思っています。山本さんはたぶんそのことをおっしゃったんだと思います、はい。

 

 

○山陰中央テレビ 宍道正五 記者

 

 これまだ全然スタートラインに立つか立たないかぐらいの話ですか。

 

 

●知事

 

 そうですね、今まだ本当に途上の話だと思います、はい。




19 犬による人命救助 

○日本海テレビ 渡邉将史 記者

 

 すいません。先日八頭町の方で水路で動けなかった女性を柴犬の文太くんが発見して救出されたというのがあったんですけれども、それについてご存知でしたら一言お願いします。

 

 

●知事

 

 はい。でかしたということだと思います。鳥取もそういうワンちゃんもお年寄りを守ろうと立ち上がったということではないかと思っています。

 

 

○日本海テレビ 渡邉将史 記者

 

 ありがとうございます。




20 ピンクを活用したキャンペーン 

○山陰放送 秦卓史 記者

 

 すいません。ピンク撮っとり!についてお聞きします。これまでも県もいろんなキャンペーンに民間主導のものからさまざまなものに協力されてこられましたけども、例えば鳥取で言うとカレーとかコーヒーであるとか、砂丘であるとかいろんなものを今までもキャンペーンを県もされていますけれども、このピンクについても何かその鳥取県の1つの特徴であるというふうまで定着させたいということなんでしょうか。

 

 

●知事

 

 これから夕日がきれいなシーズンになりますけども、鳥取砂丘から見たピンクの夕日であるとか、また、冬場中心に揚がるピンクのカニであるとか、それを考えると鳥取はそういう恋にふさわしいピンク色がシンボルなのかなとも思っています。今回はちょっといろんな騒動のなかで、県の主催した鉄道フォーラムですけども、そこで南田さんだとかいろんなご意見が出てこういうようなことになってきたわけでありますけども、女性のストレスレスということ、ストレスオフということもございますし、ぜひ優しい、また愛情のある、そんなイメージカラーとして鳥取というのを感じていただけるチャンスがあればと思っています。

 

 

○山陰放送 秦卓史 記者

 

 県外から見るとなぜ鳥取でピンクなんだって、必ずこのキャンペーンが進んでいけば、認知が進んで行けば言われると思うんですが、知事はどういうふうにお答えになると思いますか。

 

 

●知事

 

 鳥取はそういう愛情の県だと、絆の県だということでピンクかなと、鳥取中央育英もピンクのタスキをつないでいるんじゃないかと思いますし。




21 広域観光ルートの設定 

○山陰中央新報 原田准吏 記者

 

 すいません。広域観光ルートのことでちょっと再度お尋ねなんですが、東部とか、東中西部にもまたDMOができていますし、市町村とか、そういった東中西のDMOの方から何かそういったアイデアとか、そういったものを聞きながらルート設定というのをされるんでしょうか。

 

 

●知事

 

 当然それはそうだと思います。私どもセットした山陰インバウンド機構、山陰両県の合同のDMO[観光まちづくり法人]でありますけども、地域のDMOと連携するなかで、おのずから役割分担が生まれてきます。この度、山陰インバウンド機構と併せて東部の因幡のDMOも候補として認定されました。中部に続いて東部でも生まれたわけでありまして、昨日は大山の日本遺産登録のお祝いがありましたけども、野坂市長も西部のDMOに意欲を語っておられました。こんなことでこれから早晩立ち上がってくる東中西のDMOと連携しながら、最後は具体的な旅行商品になるようなそういう仕掛けをつくっていかなければいけないと思っています。

 

 

○山陰中央新報 原田准吏 記者

 

 ルート設定の際もこういうものがいいんじゃないかとかいうような意見を聞いたり、ということはされるんでしょうか。

 

 

●知事

 

 山陰DMO[山陰インバウンド機構]でとりまとめをすることになりますが、当然ながら東から西へ向けて、あるいは西から東へ向けて山陰を縦断していくというルートに、この場合ならざるを得ないと思うんですね、例えば、四国で広域観光ルートをつくる場合、どこをどう回るんだということはあるかもしれませんけど、山陰両県の場合は基本的には東西に長いですから、これを縦断していくと、それで例えば入り口では関西方面、あるいは東京方面から来たお客さん、北陸新幹線から来たお客さん、そうしたところからこうつないでいって、最後は九州福岡、あるいは山陽方面へ流れていく、そういう大きな流れになると思うんですね、その道筋はどのみち東部、中部、西部を鳥取県の場合通りますし、また、島根で言えば出雲部、石見部を通るということになろうかと思います。そこにあと隠岐を絡めながらしていけば6泊7日ぐらいの想定のルートでありますので、いい観光コースになるんじゃないかなと思っています。

 

 

○産経新聞 坂下芳樹 記者

 

 よろしいでしょうか。では終わります。

 

 

●知事

 

 どうもありがとうございました。



  

 ※広報課編集
  [ ]については、広報課で補足説明しています。


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