1.概況
平成28年2月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は105.9で前月比7.5%の低下、出荷指数は88.2で前月比9.0%の低下、在庫指数は191.7で前月比0.2%の低下となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、一般機械工業などが低下し、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、ゴム製品工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、一般機械工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下し、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、木材・木製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、一般機械工業、金属製品工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、その他の電子部品などが低下し、前月比18.7%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、その他の電気機械器具、内燃機関電装品、端子などが低下し、前月比14.3%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、ミネラルウォーター、冷凍水産食品などが上昇し、前月比4.7%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、板紙などが上昇し、前月比7.5%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は3か月ぶり、出荷は4か月ぶり、在庫は3か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で生産は10か月連続、出荷は3か月連続、在庫は20か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
105.9 |
▲ 7.5% |
109.4 |
13.3% |
104.3 |
▲ 18.7% |
116.9 |
25.6% |
46.8 |
▲ 14.3% |
46.4 |
8.7% |
130.0 |
4.7% |
110.8 |
7.5% |
100.9 |
7.5% |
103.9 |
0.2% |
88.2 |
▲ 9.0% |
91.5 |
10.8% |
191.7 |
▲ 0.2% |
188.6 |
26.3% |