6月1日を調査日として実施される平成28年経済センサスでは、全国すべての事業所を対象として、従業者数・事業の内容・売上金額や費用などを調査します。この調査は、国や鳥取県、各市町村ごとの経済活動や産業構造の実態が正確に把握できるほか、国民経済計算や県民所得の推計などに活用されるものです。
さて、前回調査の平成26年と前々回調査の平成24年の結果を見てみましょう。鳥取県全体では事業所数が306事業所、従業者数が3,521人増加しています。
このうち「医療・福祉」分野では、事業所数が239事業所、従業者数が4,679人と大きく増加していて、増加の主な要因となっています。特に、デイサービスセンターやショートステイ施設などの通所・短期入所介護事業を行う事業所が4割以上も増えていて、人口1千人当たりでは、島根県に次いで全国第2位の事業所密度です。
朝夕に、デイサービスセンター等への送迎車両をよく見かけるのも納得できますね。
事業所の皆様には、経済センサスへのご協力をよろしくお願いします。
資料:総務省「平成26年経済センサス‐基礎調査」
本ページは、平成28年5月25日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県地域振興部統計課執筆)からの再録です。