1.概況
平成28年3月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は118.2で前月比11.6%の上昇、出荷指数は99.5で前月比12.8%の上昇、在庫指数は193.3で前月比0.8%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、一般機械工業などが上昇し、パルプ・紙・紙加工品工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、一般機械工業などが上昇し、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、パルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業などが低下した。
在庫は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、鉄鋼業などが上昇し、食料品・たばこ工業、金属製品工業、窯業・土石製品工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、コネクタ・スイッチ、その他の電子部品などが上昇し、前月比35.1%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、民生用電気機械器具、開閉制御装置などが低下し、前月比8.8%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品などが上昇し、前月比1.9%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、板紙、印刷用紙などが低下し、前月比10.5%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷、在庫ともに2か月ぶりに上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は11か月連続、出荷は4か月連続、在庫は21か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
118.2 |
11.6% |
125.1 |
13.4% |
140.9 |
35.1% |
145.5 |
18.4% |
42.7 |
▲ 8.8% |
45.8 |
0.4% |
132.5 |
1.9% |
135.8 |
15.2% |
90.3 |
▲ 10.5% |
111.9 |
▲ 3.5% |
99.5 |
12.8% |
110.4 |
13.0% |
193.3 |
0.8% |
191.5 |
36.2% |