1.概況
平成28年4月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は108.9で前月比7.6%の低下、出荷指数は93.3で前月比3.5%の低下、在庫指数は211.1で前月比8.6%の上昇となった。
内訳については、生産では、金属製品工業、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業などが低下し、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、輸送機械工業、一般機械工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、食料品・たばこ工業などが低下し、輸送機械工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが上昇し、木材・木製品工業、窯業・土石製品工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、電子・通信機器用部分品、コネクタ・スイッチ、その他の電子部品などが低下し、前月比3.8%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、開閉制御装置、端子などが上昇し、前月比9.6%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品などが低下し、前月比4.6%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが低下し、前月比3.3%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は2か月ぶりに低下し、在庫は5か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は12か月連続、出荷は5か月連続、在庫は22か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
108.9 |
▲ 7.6% |
99.4 |
12.6% |
133.4 |
▲ 3.8% |
114.4 |
20.9% |
46.7 |
9.6% |
42.2 |
6.6% |
127.3 |
▲ 4.6% |
132.7 |
13.8% |
88.3 |
▲ 3.3% |
54.9 |
0.2% |
93.3 |
▲ 3.5% |
86.3 |
11.5% |
211.1 |
8.6% |
193.5 |
39.1% |