1.概況
平成28年5月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は107.9で前月比0.9%の低下、出荷指数は92.5で前月比0.9%の低下、在庫指数は211.3で前月比0.1%の上昇となった。
内訳については、生産では、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業などが低下し、金属製品工業、一般機械工業、ゴム製品工業などが上昇した。
出荷は、食料品・たばこ工業、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業などが低下し、一般機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業、ゴム製品工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、金属製品工業、電子部品・デバイス工業などが上昇し、鉄鋼業、パルプ・紙・紙加工品工業、一般機械工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、電子・通信機器用部分品、コネクタ・スイッチなどが低下し、前月比2.3%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、開閉制御装置、端子、民生用電気機械器具などが低下し、前月比17.3%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、冷凍水産食品、生菓子などが低下し、前月比4.0%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが上昇し、前月比1.5%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は2か月連続で低下し、在庫は6か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は13か月連続、出荷は6か月連続、在庫は23か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
107.9 |
▲ 0.9% |
101.2 |
5.5% |
130.3 |
▲ 2.3% |
118.7 |
18.5% |
38.6 |
▲ 17.3% |
35.1 |
▲ 13.3% |
122.2 |
▲ 4.0% |
118.2 |
8.2% |
89.6 |
1.5% |
93.2 |
▲ 6.8% |
92.5 |
▲ 0.9% |
84.2 |
7.8% |
211.3 |
0.1% |
203.2 |
37.5% |