1.概況
平成28年6月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は113.6で前月比5.3%の上昇、出荷指数は96.7で前月比4.5%の上昇、在庫指数は224.0で前月比6.0%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが上昇し、金属製品工業、食料品・たばこ工業、一般機械工業などが低下した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、輸送機械工業などが上昇し、一般機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下した。
在庫は、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、繊維工業などが上昇し、金属製品工業、窯業・土石製品工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、電子・通信機器用部分品、コネクタ・スイッチなどが上昇し、前月比11.0%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、その他の電気機械器具、開閉制御装置などが上昇し、前月比9.1%の上昇となった。
食食料品・たばこ工業では、ミネラルウォーター、冷凍水産食品などが低下し、前月比3.2%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが上昇し、前月比10.0%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は3か月ぶり、在庫は7か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は14か月連続、出荷は7か月連続、在庫は24か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
113.6 |
5.3% |
117.0 |
7.7% |
144.6 |
11.0% |
145.0 |
27.8% |
42.1 |
9.1% |
46.2 |
▲ 4.5% |
118.3 |
▲ 3.2% |
124.5 |
▲ 4.8% |
98.6 |
10.0% |
106.1 |
0.9% |
96.7 |
4.5% |
96.4 |
8.7% |
224.0 |
6.0% |
225.3 |
39.7% |