防災・危機管理情報


感染症対策センター

《注意喚起:令和5年6月2日に鳥取県内で麻しん(はしか)患者が発生しました》

○ 鳥取県西部地区において、令和5年6月2日に麻しん患者の発生事例がありました。

○ 県内発生は、令和元年以来4年ぶりです。

  報道発表資料 (pdf:327KB)

 <注意喚起:県民の皆様へ>

       
  • 麻しんは感染力が非常に強く(インフルエンザの約10倍)、主な感染経路は空気感染や接触感染です。

  • 麻しんの潜伏期間は約10~12日間です。

  • 国外への旅行・出張等のあとに、発熱、咳、鼻水、眼球結膜の充血などの症状が出た場合は、必ず事前に医療機関に電話連絡してから、医療機関の指示に従って受診してください。

  • 受診の際は、周囲への感染を防ぐため、公共交通機関の利用を避けてください。

  • 麻しんの有効な予防方法は、ワクチンの2回接種です。

  • 麻しんに感染したことのある方や予防接種歴が2回ある方は、感染する恐れはほとんどありません。

<以下の方は注意が必要です>

  ・これまでに麻しんにかかったことがない方

  ・麻しんの予防接種歴がない方

  ・麻しんの予防接種歴が1回のみの方(特に20歳代後半から40歳代の方)

   

<注意喚起:医療機関の皆様へ>

  • 発熱や発しんを呈する患者を診察した際は、海外渡航歴及び国内旅行歴を聴取し、麻しんの罹患歴及び予防接種歴を確認するなど、麻しんを意識した診療を行ってください。

  • 麻しんを疑う患者を診察する際は、個室管理を行うなど、麻しんの感染力の強さを踏まえた院内感染対策を実施してください。

  • 臨床症状などから麻しんと疑った場合は、速やかに最寄りの保健所へ御連絡ください。

県民の皆様へ

【国内旅行される方へ】

・2023年は5月に国内での感染伝播事例が報告されるなど、全国での感染事例が増加しています。引き続き麻しんに注意してください。

・事前に母子健康手帳等で麻しんの既往歴やワクチン接種歴(2回)を確認し、予防接種を受けていない方は予防接種を受けましょう。

                       

【海外渡航される方へ】

・近年、アジア・アフリカ・ヨーロッパ諸国など、世界各地で麻しんの感染例が多く報告されています。                  渡航前に、渡航先が流行地域かどうかを確認しましょう。

・事前に母子健康手帳等で麻しんの既往歴やワクチン接種歴(2回)を確認し、予防接種を受けていない方は予防接種を受けましょう。

 >>>厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページ  

   >>>厚生労働省ホームページ(Q&A)                

 

麻しんは感染力が強力です!

※ 空気感染するため、感染力が非常に強く、重症化する場合もあるため注意が必要です。

※ 妊娠されている場合は、流・死産、早産の頻度が高まると言われており注意が必要です。

 ※  国内外の流行地域を旅行された方で、発熱・咳・鼻水・発疹など、麻しんが疑われる症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。その際は、事前に医療機関へ連絡をし、医療機関の指示に従って受診してください。また受診の際は公共交通機関の利用を避けてください。


麻しん(はしか)には予防接種が有効です


  • 麻しんワクチンは予防接種法に基づく定期予防接種が行われています。
    対象となる時期に予防接種を必ず受けるようにしましょう。

   ※定期予防接種の対象:1歳と小学校入学前年度の1年間の2回
 

  • 定期予防接種を受けなかった方は、できるだけ早めに任意の予防接種を受けるようにご検討ください。

  • 昭和47年~平成2年生まれ(20歳代後半~40歳半ば)の方は、 ワクチン接種は1回であり、追加接種(任意)を受けていただくことが望ましいです。
           
○麻しんの予防接種について、詳しくは以下のリンク先をごらんください。
 麻しん・風しんの予防接種を受けましょう 

  任意の予防接種が受けられる医療機関 ※MR(麻しん・風しんワクチン)を参考にしてください。

医療機関の皆様へ

麻しん患者の届出数が他県で増加しています。発熱や発しんを呈する患者が受診した際は予防接種歴の確認など麻しんの発生を意識した診療を行っていただくことや、麻しんの感染力の強さに鑑みた院内感染対策を実施してくださるようお願いします。
また、麻しんを疑う場合は、最寄りの保健所に御連絡ください。

保健所名 電話   FAX
鳥取市保健所 0857-30-8533

0857-20-3962

中部総合事務所倉吉保健所

0858-23-31450858-23-3145 0858-23-48030858-23-4803

西部総合事務所米子保健所

0859-31-93170859-31-9317  0859-34-13920859-34-1392

麻しんとは

  • 約10〜12日間の潜伏期間の後、38℃程度の発熱及びかぜ症状が2〜4日続き、その後39℃以上の高熱とともに発しんが出現します。主な症状は、発熱・発しんの他、咳、鼻水、目の充血などです。
  • 合併症として、肺炎、中耳炎、稀に、脳炎、失明等があり、肺炎や脳炎は、重症化すると死亡することもあります。
  • 過去のワクチン接種の効果が弱まった場合など、麻しんに対する免疫が不十分な状態の人が感染した場合、軽症で非典型的な症状になることがあります。

感染経路

  • 空気感染が主たる感染経路で、感染力が強いです。
  • 空気感染の他に、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛まつ感染」、およびウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。

治療法

  • 特異的な治療法はなく、対症療法を行います。

 

予防法

  • 有効な予防方法は、麻しんワクチン接種(2回)です。

 

県民の皆様へ

○各保健所では麻しんに関する問い合わせに対応をしています。
 麻しんが疑われる場合や、予防接種に関することなど、最寄りの保健所へご相談ください。

 

保健所名 電話 FAX
鳥取市保健所

0857-30-85330857-30-8532

0857-20-3962

中部総合事務所倉吉保健所

0858-23-31450858-23-3145 0858-23-48030858-23-4803

西部総合事務所米子保健所

0859-31-93170859-31-9317 0859-34-1392

  

最後に本ページの担当課    鳥取県 福祉保健部 感染症対策センター
    住所  〒680-8570
             鳥取県鳥取市東町1丁目220
    電話  0857-26-71530857-26-7153    
    ファクシミリ  0857-26-8143
    E-mail  kansentaisaku-center@pref.tottori.lg.jp

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