1.概況
平成28年7月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は102.4で前月比9.9%の低下、出荷指数は89.8で前月比7.1%の低下、在庫指数は215.2で前月比3.9%の低下となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、一般機械工業などが低下し、金属製品工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、輸送機械工業などが低下し、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、鉄鋼業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下し、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、繊維工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、電子・通信機器用部分品などが低下し、前月比21.4%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、開閉制御装置などが低下し、前月比4.0%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品、冷凍水産食品などが低下し、前月比5.6%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、前月比0.1%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は2か月ぶり、在庫は8か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で生産は15か月ぶり、出荷は8か月ぶりに低下し、在庫は25か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
102.4 |
▲9.9% |
103.3 |
▲4.5% |
113.7 |
▲21.4% |
112.7 |
▲4.5% |
40.4 |
▲4.0% |
41.0 |
▲10.3% |
111.7 |
▲5.6% |
121.9 |
▲12.7% |
98.5 |
▲0.1% |
104.0 |
▲1.3% |
89.8 |
▲7.1% |
87.2 |
▲2.0% |
215.2 |
▲3.9% |
226.1 |
32.3% |