1.概況
平成28年8月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は115.5で前月比12.8%の上昇、出荷指数は97.7で前月比8.8%の上昇、在庫指数は227.8で前月比5.9%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、一般機械工業などが上昇し、金属製品工業などが低下した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、一般機械工業などが上昇し、金属製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業、繊維工業などが低下した。
在庫は、食料品・たばこ工業、電子部品・デバイス工業、繊維工業などが上昇し、鉄鋼業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、電子・通信機器用部分品、コネクタ・スイッチなどが上昇し、前月比26.0%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、開閉制御装置などが上昇し、前月比1.2%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品、ミネラルウォーター、肉製品などが上昇し、前月比11.5%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、前月比0.9%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷、在庫ともに2か月ぶりに上昇した。
原指数では、前年同月比で生産、出荷は2か月ぶり、在庫は26か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
115.5 |
12.8% |
109.9 |
7.7% |
143.3 |
26.0% |
142.7 |
24.3% |
40.9 |
1.2% |
38.9 |
0.3% |
124.5 |
11.5% |
115.0 |
3.4% |
99.4 |
0.9% |
99.1 |
4.9% |
97.7 |
8.8% |
93.1 |
11.4% |
227.8 |
5.9% |
235.0 |
33.4% |