1.概況
平成28年9月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は109.3で前月比5.4%の低下、出荷指数は94.6で前月比3.2%の低下、在庫指数は223.0で前月比2.1%の低下となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、食料品・たばこ工業などが低下し、金属製品工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、鉄鋼業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下し、金属製品工業、食料品・たばこ工業、鉄鋼業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、繊維工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、一般機械工業、鉄鋼業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、コネクタ・スイッチ、電子・通信機器用部分品などが低下し、前月比10.5%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子などが上昇し、前月比11.0%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品、肉製品、冷凍水産食品などが低下し、前月比6.6%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが低下し、前月比14.1%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷、在庫ともに2か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で生産、出荷は2か月連続、在庫は27か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
109.3 |
▲5.4% |
116.4 |
4.6% |
128.2 |
▲10.5% |
143.6 |
16.3% |
45.4 |
11.0% |
48.7 |
6.3% |
116.3 |
▲6.6% |
112.8 |
▲1.1% |
85.4 |
▲14.1% |
92.5 |
▲8.9% |
94.6 |
▲3.2% |
99.0 |
8.6% |
223.0 |
▲2.1% |
231.4 |
29.1% |