平成27年国勢調査の集計結果が先月公表されました。その結果をみると、日本の人口は1億2709万5千人で大正9年の調査開始以降初めて減少しました。
鳥取県の人口は57万3441人で前回調査(平成22年)と比べ1万5226人減少し、5年ごとの推移では昭和60年の61万6024人をピークに減少が続いています。
国勢調査における鳥取県の年齢別人口の推移を平成27年と平成27年に人口が最も近い昭和45年、人口が最も多かった昭和60年を3つの人口ピラミッドにして比較してみました。
昭和45年と昭和60年とでは人口は約4万7千人増加しましたが、人口ピラミッドはほぼ近い形で年齢別の人口構成にあまり変化はみられません。昭和60年と平成27年とでは人口は約4万3千人減少し、その形は全く違います。平成27年は出生率が死亡率よりも低くなった人口にみられるつぼ型となって、少子高齢化が進んだことを示しています。
資料:総務省「国勢調査」
本ページは、平成28年11月30日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県地域振興部統計課執筆)からの再録です。